東京都を規制対象地域から除外する新保健省告示施行‐規制対象地域は9都県から8県に(タイ)

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2012年4月10日 バンコク事務所発

タイ政府は、4月3日に輸入規制対象地域から東京都を除外する新たな保健省告示(「放射性物質汚染のおそれのある食品輸入に関する条件」)を官報掲載し、同告示は翌日から施行された。

タイ政府は、4月3日に日本から輸入される食品に関する輸入条件を定めた新たな 保健省告示「放射性物質汚染のおそれのある食品輸入に関する条件」 (タイ語のみ。日本語(仮訳)は添付資料参照))を官報掲載した。これに伴い、「2011年放射性物質に汚染された可能性がある食品の輸入条件(※)」は廃止される。
「新保健省告示、予定を早め8月2日に官報掲載(タイ)」2011年8月5日記事 参照

新告示では、輸入規制対象地域をこれまでの9都県(福島県、群馬県、茨城県、栃木県、宮城県、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県)から、東京都を除外し8県とする点のみの変更となっている。なお、タイ政府による日本産食品に係る輸入規制の緩和は昨年8月2日以来、約8カ月ぶり。

今回の規制緩和に先立ち、本年2月下旬に訪タイした農林水産省幹部がタイの保健省次官と会談、原発事故に伴う日本産食品の安全確保に関し、最新の状況を踏まえた説明を行い、タイにおける日本産食品への輸入規制の緩和等に向けた検討を要請した。保健省側も「この6か月間に基準値を上回るものが出ていない東京都について、規制対象外とすることを検討する」としていた。なお、同告示案は3月5日の食品委員会(注:保健省次官が座長を務め、政府関係者や民間有識者等を構成員とする委員会)にて了承、保健大臣による署名等の事務手続きを経て、このたび官報掲載されることとなった。

<参考>
(日本語仮訳)タイ保健省告示「放射性物質汚染のおそれのある食品輸入に関する条件」PDFファイル(117KB)