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日本製品の取扱いについては緩和の動きなし(中国)

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2011年9月19日 大連事務所

  1. 日本からの輸入品の取り扱いに関する規制
    中国では日本食品の輸入は再開されておらず、大連(および東北三省)も同様の状況にある。

    食品については、日本から品物が全く入ってこないため、瀋陽、大連の日系スーパーでは在庫がほぼ尽きている状態。日系スーパー関係者によると、震災前の売り上げは毎月、前年比25%で伸びていたが、現在は何とか前年並みを維持しているとのこと。日本産食品に替わり、韓国産や東南アジア産食品、また日系企業の中国現地生産品で棚を埋めている。各スーパーとも、日本産食品を取り扱うことは店の存在意義そのもので、顧客もそれを待ち望んでおり、日本産食品輸入が再開されれば、すぐに他国産などの代替品と入れ替えるとしている。

    なお、当地日本食レストランは、震災当初こそ売り上げが落ちたが、現在影響はほとんど見られない。逆に、岡山県や石川県のラーメンチェーンが計画通り出店を果たすなど、新規進出も継続している。

  2. 現地日系企業のサプライチェーンへの影響
    複数の大連日系自動車部品メーカーの話では、日本からの材料輸入など調達は問題が無く、8月の生産量はほぼ震災前の水準に戻ったとしている。

    日系自動車メーカーの中には、震災によって生じた生産の遅れを取り戻すべく増産体制を取っている企業もあるが、部品メーカーに出された予測を上回る傾向にあり、大連の生産現場では、引き続き生産能力確保に注力している。