ブラジルのボリュームゾーン・BOP市場開拓(小売業の事例)(2014年3月)

最終更新日: 2014年03月28日

ブラジルは、過去20年で多大な変化を遂げてきた。価格の安定、マクロ経済の均衡、現金給付政策などを実現し、中間所得層の国となった。中間層者の特徴は安定した職に就き、高レベルの教育にお金を投じ、以前は購入できなかった様々な資産を取得することができるようになったことである。かつて消費者が優先していたのは製品の価格だったが、現在重視しているのは、製品の品質やステータス感である。2012年の耐久消費財の販売実績を検討すると、所得と共に成長していることが分かるが、消費の増加が行うためには、クレジットへのアクセスが不可欠である。 一方で、BOP(ベースオブピラミッド)層も依然として多い。ブラジルのBOPのな特徴は、若者が多いことと、女性が主導権を握る世帯が多いということである。ブラジルにおいては、BOPの需要に対応するには質的市場調査や販売チャネルなどで取得された知識によって、この層の消費パターンを深く知ることが欠かせない。

発行年月:2014年3月

作成部署:ジェトロ調査企画課

総ページ数:37ページ

記事番号:07001634

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