経済政策協調を目指したユーロプラス協定の概要(2011年4月)
最終更新日: 2011年04月28日
ユーロ圏諸国は3月11日の首脳会合で、「ユーロプラス協定:競争力と収れんのための経済政策協調の強化(The Euro Plus Pact: Stronger Economic Policy Coordination for Competitiveness and Convergence)」と呼ばれる協定に基本合意した。同協定は3月24〜25日の欧州理事会(EU首脳会議)で正式に採択され、非ユーロ圏諸国のうちブルガリア、デンマーク、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ルーマニアの6カ国も参加を表明した。ユーロ圏諸国の財政規律については既に「安定・成長協定(Stability and Growth Pact)」があるが、新協定はより幅広い分野を対象とする経済政策の協調を目指している。本稿では、この協定が提案され合意に至った背景と経緯、協定の内容、ならびに協定に対する各国の反応を解説する。
発行年月:2011年4月
作成部署:ブリュッセル事務所、欧州ロシアCIS課
総ページ数:8ページ
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記事番号:07000607