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英国におけるコンテンツ市場の実態(2011年3月)

最終更新日: 2011年03月22日

本調査は、これまで現状があまりよく把握できていなかった英国における日本コンテンツ市場についてサーベイしたものである。

英国における漫画の普及開始は遅く、漫画が大手書店で販売されるようになったのは2007年のことだ。その後、ヒットタイトルの有無によって販売数は大きく上下するものの、漫画の年間販売数は近年30万部を超えている。2007年、2008年にはヒット作『Death Note』のタイトルが一斉発売されたことにより、漫画年間販売数は、2008年に過去最高の70万部近くまで達した。英国独自で漫画を発行する出版社はまだ少なく、英国で漫画を出版する出版社もしくはディストリビューターは、米国に拠点のある漫画出版社からライセンスを取得し、米国発行の漫画を流用する形で英国で漫画を出版している。反面、2009年、2010年と漫画の売上は減少している。

日本のアニメについては、英国の地上波アナログ放送テレビチャンネルにて定期放映されているものは現在まだない。一方デジタル放送チャンネルでは、『Bakugan(爆丸シリーズ)』『Pok?mon(ポケモンシリーズ)』『Yu-Gi-Oh!(遊戯王シリーズ)』等ゲーム関連のものが放映されている。DVDについては、日本のアニメは「Anime」という一つの独立したカテゴリーとしてHMV等の大手小売店でも扱われており、年間で約10〜20万枚販売されている。日本アニメの中でもスタジオジブリの作品は特出した人気があり、2006年には同社の過去の作品が一斉発売されたことにより、同年発売の日本アニメDVDはこれまでに150万枚近く販売されている。

ビデオゲームについては、英国の市場は成熟しており、2008年にはNintendo Wiiの登場によって、英国でのコンソールハードウェア年間販売数が902万台、ゲームソフトウェア年間販売数が7430万本と過去最高を記録した。これにより、英国は市場規模で日本を抜き、アメリカに継ぐ世界第2位のゲーム市場となっている。日系ゲーム会社も既に多く英国に進出しており、英国を拠点にヨーロッパ全体を統括している。

本文において、統計を基に、各市場において拡大を遮る規制・諸問題を含んだ実態について詳しく紹介する。



主な図表:
 【ゲームソフトウェア年間セールスチャートトップ10 2007‐2009、他】

発行年月:2011年3月
作成部署:海外調査部グローバルマーケティング課 (問い合わせ先:調査企画課)
総ページ数:78ページ

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記事番号:07000546

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