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デンマークにおけるコンテンツ市場の実態(2008年3月)

最終更新日: 2008年08月04日

デンマークにおける日本製コンテンツの市場は、2000年にCarlsen Comics出版社が鳥山明氏の「ドラゴンボール」を出版し、大ヒットになったことから発展したと考えられる。それ以前にも黒澤明氏などの映画がテレビや映画館で上映されたことはあるが、日本ポップカルチャーと繋がっているアニメや音楽への人気は、日本製マンガが流行し始めた後に起こったものと言える。

2000年頃のデンマークでは、当時人気のあった米国や欧州のコミックスがあまり売れなくなった一方で、「ドラゴンボール」が受け入れられ若者の間で人気を得たことで、新たなコミックス市場が広がり、コミックスを中心に扱っている出版社の業績が回復した。日本マンガの出版に続き、アニメがテレビで放映され始めると、映画館もアニメはもちろん、以前より多様な日本映画が紹介されるようになった。今後も日本コンテンツの3つの分野(マンガ、アニメ、映画)は少なくとも2007年と同じ程度の販売量を維持できると予想される。

また、日本音楽のデンマーク市場については、販売統計はないが、演奏やフェスティバルについて調べた結果から見て、現在のところファンの数は限られているものの、今後その数は増えていく可能性はある。

他方、2007年12月1日、日本・韓国マンガを専門とするMangismo出版社が破産申請した。同社の主なシリーズをCarlsen Comics出版社が受け継ぐことになったが、Mangismo社の破産は、日本のポップカルチャー、コンテンツソフトのパワーが既に頂点に達してしまったことを意味するのではないかとする見方もある。ただし、ゲームの分野については、配給業者より得た情報から見ても、ゲーム原産国が分からない場合が多く、「日本製」というブランドが販売量を左右するとは限らない。

本レポートは、ジェトロデンマーク事務所により、各業界関係者へのインタビュー、各種参考資料を基に作成致した。

主な図表
・劇場公開の日本映画、観客動員数及び興行収入
・2000年以降に上映された日本と諸外国の合作映画
・日本映画のテレビ放送作品数
・2003〜2006年にデンマークの民間放送局TV2で放映された日本映画
・現地配給会社から発売された日本映画DVD
・デンマークで劇場公開された日本映画の格付け
・日本製アニメの劇場用アニメ興行収入、観客動員数
・日本製アニメ番組のテレビ放送時間
・デンマークで出た日本アニメの格付け
・マンガの出版作品・巻数
・デンマークで出版された日本製マンガの格付け
・デンマークで演奏した日本人バンド
・北欧諸国におけるゲームソフトの年間売上実績と予測

発行年月 :2008年3月
作成部署 :輸出促進・農水産部 輸出促進課
総ページ数 :99ページ

記事番号:05001575

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