ポンド高が貿易・企業活動に影響(英国)
最終更新日: 2004年04月22日
REPORT 7 ポンド高が貿易・企業活動に影響(英国)
ユーロ誕生から2年が過ぎた。2001年に入って円やドルに対するユーロ相場は上昇する気配を見せているが、ポンドに対しては依然としてユーロ安1ポンド高の状態が継続している。これまで英産業界、特に製造業は価格引き下げを行うなど業況悪化防止の取り組みを展開してきている。一企業のコストダウンの影響は、サプライ・チェーンを構成する企業群にも影響を及ぼし、ひいては英産業の競争力低下にも繋がっていると危惧する声もある。為替動向が企業行動のすべてを左右するわけではないが、その一因となっていることは否定できない。
英国の貿易相手国としては、輸出入とも国別には米国、ドイツのシェアが大きいが、地域別に見ると、EUが50%以上のシェアを占めている。本レポートでは、ユーロに対するポンド高という側面から、それが英国の貿易や産業にどのような影響を及ぼしてきたかについて概観する。
主な図表
・英国の財の貿易動向(国際収支ベース)と為替相場の推移(P.153)
・英国の主要国・地域別貿易(2000年)(P.154)
・英国の財の輸出動向(国際収支ベース)と為替相場(P.155)
・英国の財の輸入動向(国際収支ベース)と為替相場(P.155)
・英国の財の輸出数量指数と輸出価格指数(95年=100)(P.156)
・英国の財の輸入数量指数と輸入価格指数(95年=100)(P.156)
・英国の品目別(財)の輸出数量指数と輸出価格指数(95年=100)(P.157)
・英国の品目別(財)の輸入数量指数と輸入価格指数(95年=100)(P.157)
・英国製造業の輸出数量指数と輸出価格指数(95年=100)(P.158)
・英国製造業の輸入数量指数と輸入価格指数(95年=100)(P.158)
・企業収益率(ネット)の変化(P.160)
発行年月 :2001年05月
作成部署 :ロンドン・センター
総ページ数:11ページ
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記事番号:05000479