ISO/TC207と環境監査管理制度の動向(欧州)

最終更新日: 2004年04月27日

Report1 ISO/TC207と環境監査管理制度の動向(欧州)

ISO(国際標準化機構)における環境マネジメントに関する技術委員会(TC207)では96年のISO14001制定後、環境ラベル、ライフサイクルアセスメントなどについての規格策定作業が進められた。2000年6月の第8回総会で、各規格の開発はほぼ一段落。ISO事務局発表の1999年12月時点の調査では、ISO14000シリーズにおける世界の認証件数ランキングで、日本は97年、98年に続き世界一の3,015件。以下、英国、ドイツ、スイスなど。また産業別では、電気機器および光学機器分野がもっとも多いが、シェアは低下傾向。全世界での認証件数は14,106件である。

他方、欧州環境管理監査制度(EMAS)は、93年に制定されたEUの理事会規則を根拠とし、2000年5月2日現在では2,891事業所が登録されている。登録事業所の最も多い国はドイツで2,060事業所である。ISO14000シリーズなどとの整合性の確保が課題。

主な図表:

・TC207(環境管理)の審議体制(P.4)

・ISO14000シリーズ規格の制定状況(P.5)

・ISO14000シリーズ認証−世界のトップ10(P.9)

・共同決定手続きの概要(P.12)

・欧州各国におけるEMAS登録事業所数および認定環境検証人一覧(P.13)

・欧州各国におけるEMAS登録事務所の推移(P.14)

・欧州各国における認定環境検証人の推移(P.15)

・欧州各国における業種別EMAS登録件数の現状(2000年5月2日)(P.16)

・EMAS登録日系企業一覧(P.17)

・欧州各国におけるEMAS登録(2000年5月)及びISO14001認証(99年12月)の比較(P.18)

・EMASとISO14001との比較(P.19)

発行年月 :2000年12月
作成部署 :ジュネーブ事務所
総ページ数:25ページ

記事番号:05000428

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