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輸入食品における品目登録制度、計画輸入制度および海外検査の活用法:日本

食品の輸入手続きを簡素化するための「品目登録制度」、「計画輸入制度」、「同一食品等継続輸入制度」について教えてください。

I.品目登録制度
同一食品を継続的に輸入する場合、「品目登録制度」を活用すれば輸入ごとの試験成績書の添付は不要です。
一定要件を満たすサンプル試験成績書をあらかじめ登録し、実際に輸入する際には登録番号を明示することで、輸入ごとの成績書を添付することなく輸入届出を行えます。

必要な手続きは以下のとおりです。
1. 書類の提出
厚生労働省検疫所(食品検疫所)に指定様式でa.品目登録要請書(正副3部)、b.海外の公的機関もしくは日本の登録検査機関による試験成績書を提出。日本で試験を受ける際は未開封の製品サンプルを登録検査機関へ持参、送付します。


2. 検疫所の審査、品目登録申請書の交付審査で食品衛生法に合格すると、検疫所は品目登録要請書に品目登録番号を記載し、登録済み印を押印し、輸入者に返却します。有効期間は1年間です。


II. 計画輸入制度
あらかじめ定められている食品を繰り返し輸入する場合、初回輸入時に輸入計画書と一部の食品については過去3年間の輸入実績を併せて提出し、審査の結果問題がなければ一定期間内は次回からの輸入時の届出が省略できる制度のことです。


初回の輸入届出を行うときに、a. 食品等輸入届出書、b.今後1年間の輸入計画書、c. 一部の商品については過去3年間の輸入実績書を合わせて提出します。
審査、検査で問題がないとして輸入が認められれば、その後1年間は輸入の際の届出は不要になります。


III. 同一食品等の継続輸入制度
同一食品を輸入する場合、前回行なった検査成績書の写し、食品等輸入届出書の写しを添付することで輸入時の検疫所検査が一定期間省略されます。
食品、添加物、容器包装、おもちゃなどの有効期間は1年ですが、ワイン等は何年後でも新たな検査指示が出されることはありません。ただし、輸送途上において変化する恐れのある項目(細菌、カビ毒等)の検査は省略されません。


IV. 海外検査を活用する場合の留意点
輸出国政府が厚生労働省に登録した輸出国公的検査機関(下記URL参照)で輸出前に検査を受け、その成績書が添付されている場合は、輸入時の検査が省略されますが、貨物を識別するための根拠になる名称、ブランド名、数量、製造者名、輸入者名、製品番号等の情報が検査成績書に記載されていることがポイントとなります。


参考資料・情報
厚生労働省検疫所:
食品衛生法に基づく輸入手続き
食品等輸入届出手続の簡素化・迅速化の制度  
器具・容器包装、おもちゃ、洗浄剤の規格基準
東京検疫所:
輸入食品等の監視業務(食品監視課)  
横浜検疫所:
輸入食品情報


参考資料・情報
厚生労働省:
外国公的検査機関一覧


調査時点:2013/12

記事番号: M-100413

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