グリースの輸入手続き:日本

グリースの輸入手続きについて教えてください。

I. 関税分類番号(HSコード)
HS2710.19〜HS2710.210、HS3403
成分等によってHSコードは異なります。輸入時は、製品の成分分析等の詳細情報を揃えて、税関相談官室にあらかじめ照会することをお勧めします(事前教示制度の活用)。

なお、グリースとは調整潤滑剤の一種で、基本的には液状油にカルシウム、ナトリウム、リチウム、アルミニウムの石鹸(脂肪酸の塩)などの増ちょう剤を均一に拡散させ、ゼリー状にしたものを指します。


II. 輸入時の規制
特段の規制はありませんが、成分によっては石油石炭税が課税されます。
1. 石油石炭税法
石油成分の含有量が70%以上のグリース(HS2710.20〜HS2710.210)は、その数量に応じて輸入者に石油石炭税が課税されます。


III. 販売時の規制
1. 消防法
一定数量(2立方メートル)以上の場合、国内の貯蔵・取扱いには消防法上の規制があります。
火災発生時の拡大防止の観点から、消防法上の「指定可燃物可燃性固体類等」に該当する一定数量(2立方メートル)以上のグリース(可燃性液体類)は、消防署への届出義務があるほか、貯蔵や取扱いについて市町村条例(東京都は火災予防条例)の規制を受けます。


2. その他
消費生活用製品安全法(重大事故報告・公表制度)、景品表示法(消費者に誤認のおそれがある表示等の禁止)、容器リサイクル関連表示へも留意が必要です。


関係機関
消費者庁
消防庁 危険物保安室
国税庁:
石油石炭税
経済産業省 資源エネルギー庁:
石油税法等の改正に伴う石炭への課税について


参考資料・情報
税関:
輸出入通関手続や税番・税率等に関するお問い合わせ
カスタムスアンサー1202 関税分類の事前教示制度について
塩谷広域行政組合:
指定数量未満の危険物及び指定可燃物の貯蔵及び取扱いの技術上の基準等に係る細則


調査時点:2013/07

記事番号: M-010601

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