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中古車の現地輸入規則および留意点:チリ向け輸出

チリへ中古車を輸出する際の現地輸入規制を教えてください。

I. 規制概要
1. 輸入規制
チリでは中古車の輸入は原則として禁止されています。例外として、イキケフリーゾーン(第1州)とプンタ・アレナスフリーゾーン(第12州)でのみ輸入可能ですが、これらの州から他の州へ販売することは下記の拡大フリーゾーン(Zona Franca de Extensión)を除きできません(法第18,483号、第21条、1985年12月28日官報)。 ただし、救急車、消防車、クレーン車、除雪車等の特殊用途車については、輸入規制対象外とされています。

2. 環境規制および安全基準
イキケとプンタ・アレナスのフリーゾーンでは、チリの環境規制と安全基準は適用されませんが、拡大フリーゾーン(第1、10、11、12、15州)では適用されます。つまり拡大フリーゾーンでは、右ハンドル車は左ハンドルへの改造が義務付けられ、チリ国内の価格制限および排ガス規制を受けます(1994年以前に製造された自動車には適用されません)。

II. 輸出手続き(フリーゾーンおよび拡大フリーゾーン向け)
日本からの輸出手続きに必要な書類は、「中古車輸出の際の必要書類と手続き:日本」を参照してください。ただし、フリーゾーンへの輸入は例外措置であり、チリ国内への輸入車として扱われないため、輸出抹消仮登録証明書や船積み前検査証明書、チリの排ガス規制をクリアする書類の提示を求められることはありません。拡大フリーゾーンでは排ガス規制を受けますので、書類検査ではなく実際に車両検査が実施されます。

III. 輸入業者の資格、輸入通関手続き
輸入業者は、フリーゾーンの管理者に対して使用者資格を申請する必要があります。 同資格を申請できるのは、チリで設立された法人で、代表者の少なくとも1名はチリ居住者であることが条件となっています。

IV. 関税、その他諸税
フリーゾーンでの輸入は関税・付加価値税ともに免税ですが、3%の従価税およびサービス料を支払います(財務省DFL 25条)。フリーゾーンから拡大フリーゾーンへ販売する場合は特別税(CIF価格の0.53%)が賦課されます〔財務省法18211号11条(1983年)、税関庁決議書575号(2015年)〕。

V. その他
フリーゾーンに搬入された車の大半はチリの中古車輸入会社を通じて、ボリビアやパラグアイ等の近隣諸国へ搬出されています。 商談当初から最終仕向け国がチリ以外の場合は、最終仕向国の輸入規制や必要書類等、輸入者の意向をよく確認する必要があります。

関係機関:
チリ税関総局
イキケ税関(フリーゾーンの使用者権取得条件)

関係法令:
チリ国立議会図書館:
法第18,483号(自動車産業新体制法)
チリ運輸通信省:
チリの排ガス規制
イキケおよびプンタ・アレナスフリーゾーン(財務省DFL2号、2001年)

参考資料・情報:
ジェトロ:中古車輸出の際の必要書類と手続き:日本


調査時点:2016/08

記事番号: J-020002

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