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市場・トレンド情報

北米での環境ビジネス展開の好機となったGLOBE 2010

2010年3月
分野:環境・省エネ

2010年3月24日(水曜)~26日(金曜)カナダのバンクーバーで北米最大級の環境・再生可能エネルギーの国際会議および展示会であるGLOBE(Global Opportunities for Business in the Environment)2010が開催された。隔年に開催され今年で20年目を迎える。前回に比べ世界的経済の不振の影響で参加登録者・展示者は減少しているものの、今年のGLOBE参加登録者は約10,000人で70カ国カ国からの参加があり、環境ビジネスへの関心の高さを示した。

GLOBE 2010の特徴は、企業の個別展示の他に世界13カ国、カナダの4州が大掛かりなパビリオンを設置し、自国・自州が力を注いでいる企業・団体の環境・再生可能エネルギー関連製品の紹介・展示を行うことである。日本もJETRO主催で、会場の中央近くにジャパン・パビリオンが設置された。期間中、日本企業・団体の活動の紹介・展示品を通じて北米の環境・再生可能エネルギー市場への参入・展開を目指した活発な話し合いを行った。また、会議では世界の環境・再生可能エネルギーに関する先端技術や環境政策関連の議論が行われた。JETRO主催のセミナーも開催され、出展者から自社の技術・製品等の紹介についてのプレゼンテーションを行い関係者含め約100名が参加した。

今年の展示会の出展者は300社。環境・エネルギーに関するあらゆる分野から出展されている。電気自動車、小型・大型風力発電、太陽光発電、バイオ燃料、水処理、リサイクル等をテーマに製造会社、販売会社、コンサルタント、大学、研究所、投資会社、プロジェクト開発会社、建設会社、政府機関等、多岐にわたる業界から出展されていた。トヨタ、フォード、ダウケミカル、GEW等の世界的に有名な会社と中小企業が入り混じり、環境ビジネスの裾野の広さ、今後のビジネス展開拡大の可能性を示していた。地元と言うこともあるが、カナダ4州のパビリオンでは州政府のトップによるスピーチも行われ、官民一体となって取り組んでいた。会議は38の分科会に分かれて行われ、3日間をかけて、5つのメーンテーマと3つのサブテーマを中心に議論された。内容は非常に興味深く、かつ具体的なテーマが多く、分科会は常に満席状況であった。企業のリーダーが自社の収益を維持しながら環境問題にどう対処していくかといったものから、電気自動車・ハイブリッド自動車の今後のあり方にいたるまで各会議場で活発な議論が行われた。

ジャパン・パビリオンの出展会社・団体は10社で、風力発電関連では九州大学のベンチャー企業、省エネ・ボイラーでは三浦工業と前川製作所、先端バイオエタノール製造装置の日立造船、発泡スチロールのリサイクル機のパナケミカル、太陽光パネルのサンヨー、新技術による室内温度調整設備のカスカディア、電気自動車の三菱自動車、建設業界の国際協力を支援する海外建設協会および北部九州自治体(福岡県、佐賀県、北九州市、福岡市)であった。ジャパン・パビリオン出展ブースが展示会場の中央近くに設置出来たことや、出展企業の中では既に技術力の高さが世界に知れわたっている企業もあり、展示会訪問者が数多く足を止めて説明を聞いていた。

三菱自動車は充電器と電気自動車を展示し、実際に訪問者は充電を試すことができるようになっていた。将来の電気自動車普及に向けて理解度を深める点で役立っていた。発泡スチロール・リサイクル機のパナケミカルは機器だけでなくリサイクル製品を展示し、リサイクルの流れを分かりやすくしていた。サンヨーの高性能太陽光パネル、前川製作所の省エネ・ボイラーや室内温度調整設備のカスカディアの模型も注目を集めていた。

今回のGLOBE展示場では活発な商談も行われ、成約に至った会社もあったようだ。各社とも具体的な引き合いが多く見られ、将来に向けた足掛りのきっかけになっていたようだ。

優れた環境・再生可能エネルギー関連技術や製品を持つ日本企業が北米市場での事業展開を進めていく上で、GLOBE 2010への出展は一つの好機であることは間違いない。

(ヒューストンセンター)

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