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市場・トレンド情報

パリ・ゲームズ・ウィーク(PGW)2012

2012年12月
分野:ゲーム

2012年10月31日~11月4日、パリのポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場で「パリ・ゲームズ・ウィーク(PGW)」が開催された。日本関連では6社がブースを出展し、最新ゲーム機やソフトを紹介した。

来場者は21万2000人と過去最高

ゲームパブリッシャー大手らが構成する「娯楽ソフトウェア出版社組合(SELL)」が開催する消費者向けイベント「パリ・ゲームズ・ウィーク(PGW)」が、今年で3年目を迎えた。

パリおよびその近郊では、2002年から「ミクロマニア・ゲームズ・ショー(MGS)」、2006年から「パリ・ゲーム・フィスティバル(Festival du Jeu Video、FJV)」が、ゲーム分野の消費者向け2大見本市として秋に開催されていた。しかし、SELLが2010年、より大規模の展示会を求めてPGWを開催したことにより、MGSは2010年、会期を1日のみに縮小した。2011年以降は展示会の形態をとらず、ロスで開催される世界最大規模のゲームショー「エレクトロニック・エンターテイメント・エクスポ(E3)」の開催月である6月に、「MGS スペシャルE3」と題してパリ9区の映画館で新作ゲーム等を紹介する映像を数時間上映するに留まっている。FJVも、2010年9月を最後に開催が途絶えている。

よってPGWは、現在フランス最大のゲーム見本市であり、毎年規模を拡大している。今回はスポンサーに「コカ・コーラ ゼロ」を得て、展示面積を30,000平方メートルと前回より25%拡大した。出展企業数は2010年の29から今回56へとほぼ倍増し、来場者も21万2000人と過去最高を記録した。来場者に占める男女比率は、男性8割女性2割という印象であった。会場内には3~12歳向けの600平方メートルのコーナー「PGW ジュニア」も設置された。

表1:パリ・ゲームズ・ウィークの来場者数・展示面積の推移

出所:娯楽ソフトウェア出版社組合(SELL)サイト等をもとにジェトロまとめ

会場内では、ゲームパブリッシャーらがブースを構え、最新のソフト等を紹介した他、来場者を楽しませる催事として、会場内に設置された急斜面をスケートボードや自転車で滑る競技や、対戦型ゲームの世界大会である「エレクトロニックスポーツワールドカップ(ESWC)」が開催された。

存在感を示す日本企業

日本関連企業としては6社がPGWへ参加し、吸引力のある最新のコンテンツを紹介することにより、圧倒的な存在感を示していた。

入口の目の前に大ブースを構えた任天堂フランスは、11月30日に発売した「Wii U」とそのソフト「Nintendo Land」、フィットネスソフト「Wii Fit U」の体験コーナーを設置。混雑を避けるため、整理券を事前配布し入場調整をしていた。さらに連日、大画面を設けたステージで、参加登録をした来場者による「ニンテンドー3DS」用ソフト「新・光神話 パルテナの鏡」「マリオカート7」「マリオテニス オープン」「Newスーパーマリオブラザーズ2」の対戦が行われ、多くの観衆が見守った。

ソニー・コンピュータエンタテイメントも、入口近くにプレイステーションの大ブースを構え、「スポーツチャンピオン2」「アサシン クリードIII」といったソフトや、携帯型ゲーム機「プレイステーションヴィータ」、さらにプレイステーション3のユーザー向け定額制サービスパッケージ「プレイステーション プラス」などを紹介した。大画面を配したステージでは「FIFA13 ワールドクラスサッカー」の対戦も行われた。

2008年設立のカプコン・エンタテイメント・フランスは、2012年に25周年を迎える対戦格闘ゲームソフト「ストリートファイター」の欧州マスターシリーズのトーナメントを、フランスにおいては初めてブース内で開催し、ファンを集めていた。

コナミデジタルエンタテイメントは、9月発売のプレイステーション3用サッカーソフト「PES2013」を全面に押し出した。

スクエア・エニックスは、プレイステーション3用のアクションソフト「スリーピングドッグズ 香港秘密警察」等を紹介した。

ナムコバンダイパートナーズは、9月発売のソフト「ワンピース 海賊無双」が体験できるプレイステーション3を約20機配置し、フランスにおける漫画「ワンピース」の根強い人気に応えていた。あわせて、レースゲームソフト「F1 RACE STARS」も紹介した。

ゲーム人口増に伴わない売上高

調査会社GfKの7月5日の発表によれば、フランス人の23%は全くゲームをしないが、32%が週3時間半未満、23%が週3時間半~14時間未満、22%が14時間以上をゲームに費やし、平均のプレー時間は週10時間14分である。

プラットフォーム別にゲームに費やす時間をみると、パソコンが248分と最長で、据え置き型ゲーム機がこれに続き(150分)、携帯ゲーム機(92分)やスマートフォン(79分)、タブレット(46分)を上回った。

表2:フランス人がゲームに費やす時間(プラットフォーム別)

注:GfK資料をもとにジェトロ作成。四捨五入しているため、内訳合計が100%にならない。

なお、物理的ゲーム(ソフト等物理的に形のある媒体)に関して、中古品を購入する割合は、携帯ゲーム機(32%)、据え置き型ゲーム機(29%)、パソコン(20%)の順に高かった。更に、無料のオンラインゲームをプレーする割合はスマートフォンで79%、タブレットで69%と、いずれも有料ゲームのプレー率を大幅に上回った。

GfKの6月27日付発表によれば、フランスにおけるゲーム人口は2000年の1,100万人から2011年には2,800万人へと、過去最高に達した。他方で、フランスにおけるゲーム市場の売上高は2008年以降2011年まで減少傾向にあり、必ずしもゲーム人口増に売上げが伴っていない。GfKや当地メディアは、第8世代の「Wii U」をはじめとする新世代のゲーム機が、11月末から2013年にかけて登場することにより、市場の活性化を期待できると見込んでいる。

(パリ事務所)

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