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市場・トレンド情報

日本食品の輸入動向 ‐ 2010年1~9月までの日本からの食品輸入状況

2010年11月
分野:食品・農林水産物

チョコレート菓子輸入は前年同期比27%増加

近年日本産のチョコレート菓子は、タイでも好評であり、輸入量が増加傾向にある。タイにもグリコなど主要メーカーは工場を持っており、国内向け商品を生産しているが、タイの高所得者向けに日本産のチョコレート菓子が輸入され、バンコク市内の高級スーパーマーケットで販売されている。スーパーの食品担当者によると、同じメーカーのお菓子でも日本産の方が美味しいという顧客が多い。ただ、当然ながら価格は輸入品の方が圧倒的に高く、しかも日本産のチョコレートは融点が高いため輸入から小売店に至るまでコールドチェーンが整備されていなければならない。

日本からのチョコレート菓子の輸入は90トン、金額にして4,265万バーツであり、前年同時期からそれぞれ32%、27%増加している。品目の内訳は、重量が2キロ以上のものが48万バーツ、板状または塊状で詰め物をしたものが677万バーツ、詰め物をしていないものが1,984万バーツ、その他の状態のものが1,556万バーツとなっている。

ほかの輸入先国からの輸入は表1のとおりであり、最も多く輸入されているのはマレーシアであり、以下、インドネシア、スイス、ブラジル、米国と続いており、日本は11位となっている。

表1:チョコレート菓子の国別輸入
順位 国名 2009年金額
(千バーツ)
2010年金額
(千バーツ)
前年比
(%)
1 マレーシア 133,761 189,447 42
2 インドネシア 128,258 165,277 29
3 スイス 96,080 112,672 17
4 ブラジル 109,324 109,984 1
5 米国 117,753 103,322 -12
11 日本 33,594 42,652 27
その他 497,906 552,275 11
合計 1,116,676 1,275,629 14

出所:タイ国家食品研究所(NFI)「食品輸出入統計データベース」より編集

乾麺(パスタ、うどん、そうめん、そば、インスタントヌードル)の輸入

2010年1~9月の間に日本から輸入された乾麺の輸入量は313トン、金額ベースで3,709万バーツだった。前年同期比で数量は3%の減少、金額ベースでは3%の増加となっている。品目の内訳は、卵を含む麺が330万バーツ、うどん、そうめんおよびそばが234万バーツ、その他のものが1,388万バーツ、インスタントヌードルが680万バーツだった。日本からのインスタントヌードルは、おいしいと評判でありタイ人消費者に人気が高い。タイ国内にも大規模なインスタントヌードルメーカーがあるが、たまに食べるにはおいしいという嗜好品の感覚で買っていくタイ人が多いという。日本からのインスタントヌードルの輸入は前年同期比で数量ベースで49%、金額ベースでは51%の増加となっている。タイでは日本のラーメンがブームになっており、その影響があるかもしれない。

日本以外の輸入先国は表2のとおりであり、イタリアからの輸入が9,479万バーツと最も多く、以下、インドネシア、日本、韓国、オーストラリアと続いている。

表2:乾麺の国別輸入
順位 国名 2009年金額
(千バーツ)
2010年金額
(千バーツ)
前年比
(%)
1 イタリア 86,497 94,792 10
2 インドネシア 61,149 72,201 18
3 日本 35,876 37,094 3
4 韓国 22,124 23,226 5
5 オーストラリア 12,201 17,682 45
その他 58,918 48,859 -17
合計 276,765 293,855 6

出所:タイ国家食品研究所(NFI)「食品輸出入統計データベース」より編集

スープおよびスープ用の濃縮スープ

乾麺の部分でも触れたが、タイでは日本のラーメンがブームになっている。バンコクには日本から有名ラーメン店が多数出店しており、高所得層のタイ人消費者で賑わっている。有名ラーメン店の一部は味にこだわるためスープを濃縮スープで日本から輸入しているという。2010年11月時点でタイのラーメンブームはまだ高まる見通しであり、今後は日本からの濃縮スープ輸入が増加する可能性がある。ただ、タイでラーメン店を展開している事業オーナーによると、タイ国内のニーズが一定以上になれば、質の高い麺およびスープを専門に作る工場が出来るのではないかとの意見もみられた。

日本から輸入されたスープおよびスープ用濃縮スープは103トン、金額ベースで2,641万バーツであり、前年同期比で数量ベースでは26%の減少、金額ベースでは9%の増加となっている。日本以外の輸入先国の詳細は表3のとおりであり、米国からの輸入が最も多く、以下、カナダ、日本、マレーシア、中国と続いている。

表3:スープおよびスープ用濃縮スープの国別輸入
順位 国名 2009年金額
(千バーツ)
2010年金額
(千バーツ)
前年比
(%)
1 米国 49,419 80,981 64
2 カナダ 24,935 35,910 44
3 日本 24,179 26,414 9
4 マレーシア 11,706 11,550 -1
5 中国 7,492 9,373 25
その他 22,563 23,651 5
合計 140,293 187,878 34

出所:タイ国家食品研究所(NFI)「食品輸出入統計データベース」より編集

(バンコク・センター)