知的財産情報（知財関連法律改正の動き） 不正競争防止および営業秘密保護に関する法律一部改正法律案

議案番号：2014711

提案日：2018.08.01　　　　　　　　　　

提案者：自由韓国党 キム・ギュファン（金奎煥）議員外9人

提案理由及び主要内容

現行法には営業秘密侵害行為によって得られた利益額を、営業秘密の侵害を受けた者の損害額と推定するという規定があるが、営業秘密侵害行為による利益がないとしても侵害行為それ自体により、営業秘密の経済的価値が損なわれた部分について損害額を認めると明記した規定はない。

営業秘密は秘密として維持されなければ価値がなくなる。他人が不正な方法で営業秘密を取得した瞬間から経済的価値は損なわれ、開発や秘密維持に投入された努力が水泡に帰すことになるため、経済的価値が損なわれた部分についても損害額を認めなければならない。

そこで営業秘密侵害行為により、営業秘密の経済的価値が損なわれた部分についても経済的価値の評価額、又は開発や秘密維持に投入された努力や費用などを考慮し、損害額を認める方向にする（（案）第14条の2第5項新設）。