知的財産ニュース 韓国特許庁、「2025年知的財産データ活用起業コンテスト」の参加者を募集

2025年3月24日
出所: 韓国特許庁

受賞者には最長7年間1.7億ウォン相当の知財データを無料提供

韓国特許庁は、特許・商標・意匠など知財データを活用してクリエイティブなビジネスアイデアを生み出し起業の活性化を図るために、3月24日月曜日から5月15日木曜日まで「2025年知財データ活用起業コンテスト」(以下、「起業コンテスト」)の参加者を募集すると発表した。

起業コンテストは、知財データを活用したビジネスアイデアを募集するもので、参加申し込みは特許情報活用サービスKIPRIS PLUSウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにて受け付ける。

1次書類選考(5月)と2次発表評価(6月)を経て最終5チームを選定し、特許庁長賞(3チーム)、韓国特許情報院長賞(2チーム)と共に総額1,600万ウォンの賞金が授与される。

受賞者には最長7年間1億7,000万ウォン相当の知財データを無料で提供し、ほかにもPR活動、クラウドサーバーのコスト、自社サービスの体験団の運営などを支援する。さらに、今年は国際特許情報博覧会(PATINEX)にPRブースを優先的に配置し、自社の情報サービスを世界のユーザーに広報できる機会を与える計画だ。

科学技術情報通信部、技術保証基金など関係機関との連携により継続的に支援し、上位2チームには行政安全部主催の「政府全体の公共データ活用起業コンテスト」の本選に参加するチャンウを与える。

2025年知財データ活用起業コンテストのフロー(案)

公募・広報 審査・1次選考 IRコンサルティング 2次選考 後続支援 授賞式開催
HPにて公募・広報 書類選考(5チーム選定) アイデアの具体化およびIRコンサルティング 発表評価 IPデータ提供、広報活動、クラウドサーバーのコスト支援など 公式イベント・授賞式(PATINEX)
3月24日~5月15日 5月16日~5月23日 5月28日~6月25日 6月26日 7月~ 9月

起業コンテストは(2015年~)これまで23の新しいサービスを開発し、特許・意匠・商標など知財権130件を出願・登録するなど成果を上げてきた。2024年大会で最優秀賞を受賞した「株式会社TANALYSIS」は「人工知能を活用した先行調査レポートの自動生成サービス」を開発して6億ウォンの投資を誘致した。

特許庁の産業財産情報局長代行は「公共データオープンの拡大とAI技術の発展につれてこれを活用したサービスの開発と起業活動が活発になっている」とし、「優れたアイデアを持つ多くの方々が参加してビジネスを実現してほしい」と述べた。

詳細については、特許情報活用サービスKIPRIS PLUSウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、または、特許庁産業財産データ管理課(電話:042-481-5137)、韓国特許情報院IP情報拡散チーム(電話:02-6915-1495)に問い合わせできる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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