知的財産ニュース 韓国特許庁、AI基盤の知財課題解決サービス開発企業を訪問

2024年4月26日
出所: 韓国特許庁

AIによる模倣品検知サービスを提供する「株式会社Faikerz」を訪問

韓国特許庁は4月26日金曜日、AI(人工知能)基盤の知的財産課題解決サービス企業「株式会社Faikerz」(ソウル市江南区所在)を訪問し、知的財産サービス産業への支援策を模索する懇談会を開く。

今回の企業訪問は、知的財産支援サービスの成果を振り返り、知的財産サービス産業の発展について話し合う趣旨である。

株式会社Faikerzは、特許庁が行う「知的財産サービスの成長支援」事業の支援を受けて、「AIを活用したオンライン上の模倣品検知サービス」を開発し、世界のハイブランドメーカーとサービス使用に関する契約を締結し、オンライン上の模倣品検知サービス分野で強い企業として成長する土台を作った上で、海外進出も成功している。

知的財産サービスの成長支援事業
◇知的財産サービス企業が保有するビジネスモデル(BM)のサービス化・事業化を支援する事業で、BMの具体化およびテストサービスの開発を支援する1段階と、開発されたテストサービスの実装・高度化および販路開拓を支援する2段階になっている。
※情報化サービス分野の専門家と企業をマッチングしてシステムの具現および実装・高度化を支援
◇特許庁は今年、同事業を通じて12の課題(1段階8件、2段階4件)を支援中

特許庁の産業財産政策局長は「AIによる模倣品検知、特許ビッグデータの分析といった知的財産サービスは、企業にとって大事な知財を創出・活用・保護する上で非常に重要な役割をしている」とし、「新しい知財サービス産業を育成できるよう支援を強化していく」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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