知的財産ニュース 「2024年青少年の発明・創意力大会」への参加申込を開始

2024年3月5日
出所: 韓国特許庁

韓国籍の小・中・高の児童や生徒、19歳未満の青少年なら誰もが参加できる

新しい春、新学期が始まってワクワクする3月、きらめくアイデアのある青少年に耳寄りなニュースがある。

韓国特許庁と韓国発明振興会は、青少年たちのクリエイティブなアイデアを競う「2024年青少年発明・創意力大会」の参加申込の受付を3月11日月曜日から発明教育ポータルサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにて開始すると発表した。

この大会は、韓国籍の小・中・高の児童や生徒、19歳未満の青少年であれば誰もが参加でき、①「大韓民国青少年発明展示会」と②「大韓民国青少年創意力チャンピオン大会」に分かれて行われる。

①大韓民国青少年発明展示会は1988年スタートし、今年第37回目を迎えるイベントで、日常生活の中で感じる不便を解消できるような発明に関わるアイデアが出品対象である。

一般人向け投票を含め計9回にわたる審査(4月~7月)を経て作品を選び、8月には授賞式が開かれる。優秀作の受賞者には最大300万ウォンの賞金と大統領賞、国務総理賞などが授与される。

今年からは選ばれた発明が実際に特許権を確保し広く活用されるよう「青少年発明家プログラム※」と連携して受賞作へのサポート活動も強化する方針だ。
※青少年たちの優れた発明に対し体系的な教育・コンサルティングを通じて権利化・事業化を支援する事業で、2024年から大韓民国青少年発明展示会の上位受賞者を対象にプログラムを連携する

<2023年大韓民国青少年発明展示会の主要受賞作>

大統領賞は走行風を利用した移動手段用の燃費改善およびほこり集塵機を発明した居昌大成高学校のキム・ヒョンウ生徒が受賞。国務総理賞は目の不自由な人用のエレベーター アラームを発明したSJアカデミー済州のファン・ユンチャン生徒と、携帯しやすい書道筆用万能キャップを発明した伽藍小学校のユン・ハジンの2名が受賞

②大韓民国青少年創意力チャンピオン大会は、青少年たちがチームを作り、指導教員と一緒に与えられた課題(表現課題、即席課題、制作課題)を解決する大会で、地域予選(6月)と本選(8月)の審査を経て優秀チームを選び、本選の最終日に授賞式が開かれる。

表現課題 告知された課題の解決方法を創作公演で表現する(予選・本選)
即席課題 大会の現場で示された課題を提供された材料・道具を活用して解決する(予選・本選)
制作課題 科学の原理を利用して構造物などを制作する(本選)

最終選抜された36のチームには教育部長官賞、科学技術情報通信部長官賞、産業通商資源部長官賞などと最大100万ウォンの賞金が授与される。

<2023年大韓民国青少年創意力チャンピオン大会の本選>

表現課題、制作課題、即席課題の風景

青少年発明・創意力大会で受賞した児童や生徒たちを指導してきた教員にも賞状や賞金を授与し、教員の発明を競う「全国教員発明品大会」も行われる。

大会の詳細については発明教育ポータルサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認でき、次回の大会の参加希望者に参考になる優秀作品発表会の映像や課題の映像も掲載されている。

特許庁の産業財産政策局長は「目まぐるしく急変する第四次産業革命時代において青少年たちの無限な創造力や創意力は韓国未来の道しるべとなる」とし、「全国の小・中・高の青少年や多くの先生からのご参加やご関心をお願いします」と述べた。

大会の詳細については韓国発明振興会(電話:02-3459-2752)にて問い合わせできる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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