知的財産ニュース 女性発明フェスティバル「2022生活発明コリア」の授賞式

ペットの足も大切に…「ペットのフットケアキット」大統領賞を受賞

韓国特許庁が主催し、韓国女性発明協会が主管する「2022生活発明コリア」の授賞式が11月30日午後2時にソウルで盛況裏に開催された。イベントは、イ・インシル特許庁長、キム・ハンジョン国会議員、キム・スンソン韓国女性発明協会長をはじめとする知的財産関連機関長、受賞者、観客など約100人が参加した中で行われた。

キム・ヒョンジさんは、散歩の後、愛犬のフットケアに不便を感じた経験を基に開発した「ペットのフットケアキット」で大統領賞を受賞した。この製品は、洗浄、乾燥、保湿をそれぞれのモジュール交換で簡単に解決させ、ペットのフットケアに対する手間を大幅に軽減してくれる。

国会議長賞はイ・ジョンミさん、国務総理賞はチョン・ウンミさんがそれぞれ受賞の栄誉に浴した。イ・ジョンミさんは、赤ちゃんが初めてスプーンを使う時に落とさないように手をスプーンに掛けられる「落とさない幼児スプーンセット」を発明し、チョン・ウンミさんは、ティーバッグの紐がお茶に落ちるのを防ぎ、淹れ終わったティーバッグを取り出して置くことができる「ティーバッグホルダー＆トレイ」を開発した。

その他、老年期の身体・情緒的特性を反映した「単身世帯の高齢者向け安心ドアロック」、最近増えた家飲み・一人飲み族のための「ワイン栓」、ホームトレーニング族のための運動器具である「スクワットスライド」など、最新の消費トレンドに合った発明アイデアが高く評価された。

9回目を迎えた生活発明コリアは、女性の生活密着型製品のアイデアを公募・選定し、各種支援プログラムを提供して女性の創業と雇用を創出する事業である。今回応募されたアイデアは1,935件と、約50：1の競争率を記録した。選定された39件のアイデアに対して今年6月から約4か月間専門家のメンタリングと試作品の製作を支援し、知的財産の出願や事業化コンサルティングなどのオーダーメイド型特典を提供した。このうち、最終審査対象作30件に対して国民参加審査と専門家審査を経て順位を確定した。

特許庁長は、「日常生活の中で感じた不便を改善するため努力を払ってくださった女性発明家の方々に深く感謝する」とし、「夢と情熱を持った女性が知的財産を基盤に成長し、大韓民国の経済発展に貢献できるよう支援を拡大していきたい」と述べた。