知的財産ニュース 韓国特許庁、出願書類のやさしい作成のための「模範事例集」を配布

2021年12月20日
出所: 韓国特許庁

出願人の間違いやすいミスの事例・最新模範事例を収録、容易・正確な出願書類の作成を期待

韓国特許庁は特許、商標、デザインなどの知的財産権の出願書類を作成する際に参考にできるよう特許顧客が間違いやすい主な事例に関する模範作成事例集を制作し、12月20日月曜日からホームページと全国の地域知識財産センターを通じて配布すると発表した。

今回に発行する2021年出願書式作成模範事例集では、特許出願書など、間違いやすい9つの主要書式に対して細部項目別に間違った作成事例と正しい事例を紹介している。特に、「国家研究開発事業出願」や「臨時明細書出願」などの新しい項目を追加し、出願時によくある質問に対する答えも盛り込んでいる。

特許庁は顧客の観点から特許などの出願過程で発生し得る手続き的不便事項を持続的に確認して改善しており、「出願書式作成模範事例集」は出願関連の書式作成などに困っている個人および中小企業のやさしい出願を支援するために2016年から発行・配布している。

今回の事例集を通じて出願人の正確な書類作成をサポートし、顧客のミスによって発生する出願手続きの遅延や不利益が減少して特許顧客の満足度が一層向上するきっかけになると期待されている。

また、特許庁は出願書類の作成などに困っている特許顧客を支援するために特許顧客相談センター(1544-8080)を運営しており、専門的な相談のために大韓弁理士会登録弁理士の才能寄付を活用して大田(本庁)およびソウル地域(ソウル事務所)で無料弁理相談サービスも提供している。

大田地域は毎週3回(火、水、木)午後1時から5時まで特許庁の顧客支援室で相談サービスを受けることができる。ソウル地域は月曜日~金曜日(休日除く)午前9時から午後5時まで特許庁のソウル事務所出願登録課特許顧客支援室で相談サービスを受けることができる。

特許庁の出願課長は「特許顧客が実際の現場で出願書類を作成する際に基礎的ミスや間違いが発生しないように最も効果的な支援手段を講じる必要がある」とし、「出願手続き全般にわたる不便事項を持続的に発見・改善して顧客案内サービスを一層強化する」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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