知的財産ニュース 「2021女性発明王EXPO」、9月28日にオンラインで開催

2021年9月27日
出所: 韓国特許庁

全世界における女性の発明品が一堂に

韓国特許庁が主催し、韓国女性発明協会が主管する世界最大の女性発明祭り「2021女性発明王EXPO」が9月28日(火曜)午後2時からオンラインで開幕される。

※開会式は「2021女性発明王EXPO」のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますやYouTube「女性発明王EXPO」で中継され、リアルタイムで視聴していることを投稿するか、またはオンラインイベントに参加すると景品がもらえる。

女性発明王EXPOは、世界の女性が発明した優秀な発明品を授賞・展示する「世界女性発明大会(第14回)」と韓国の女性発明者・企業人の発明を展示・広報する「女性発明博覧会(第21回)」の統合行事である。

2021年の行事は、「希望は続く!(Hope goes on!)」というテーマで、女性の発明者・企業人の士気高揚および製品の広報と市場への参入など、製品の販路開拓を支援することに重点を置いている。

17ヵ国の女性発明者によって発明された、利便性、創造性が優れている発明品は、3次元仮想現実オンライン展示館で見ることができる。オンライン展示館は、テーマ別に6つの展示館(食品/生活館、健康/雑貨館、デジタル/産業館、海外管、発明体験ショー、生活発明管)で構成されている。

2021年「世界女性発明大会(第14回)」には、17ヵ国の女性発明者による発明品274点が出品され、「女性発明博覧会(第21回)」には、2020年より約67%増えた韓国の217社が参加した。

世界女性発明大会の大賞は韓国のMika Medicalの代表が発明した「連続針なしの注射システム」が受賞した。この発明は、従来の注射器に比べて、使いやすくて投薬の痛みもないものであるという、繊細なアイデアが注目されている。

大賞を受賞したMika Medicalの代表は、「針のある注射器は100年以上の歴史を持つ医療機器であるが、針のない注射器は韓国で開発されてまだ10年も経っていない」とし、「これから安全かつ便利に使用できる針のない注射器の新しい100年歴史を築いていきたい」と抱負を明らかにした。

特許庁の産業財産政策局長は「女性発明者・企業人が経済活動の危機を乗り越えることができるように支援する趣旨で行われる今回の行事を通じて、女性発明品の優秀性と利便性が、さらに広く知られることを期待している」とし、「特許庁は、韓国の女性が知的財産をもとに、デジタルトランスフォーメーション時代で成功した企業人として成長していけるよう、持続的に支援していく」と述べた。

一方、行事に関連する詳細については、 「2021女性発明王EXPO」のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認することができる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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