知的財産ニュース 特許庁、「知的財産とイノベーション」の第4号を発刊

2021年8月31日
出所: 韓国特許庁

知的財産分野における専門学術誌

韓国特許庁は、9月1日(水曜)に知的財産分野における主要政策・課題と判例を盛り込んだ学術誌である、「知的財産とイノベーション」の第4号を発刊する。

「知的財産とイノベーション」は、国民の知的財産に対する関心と理解を高めるために、2020年から年に2回発刊している刊行物である。

新型コロナウイルス感染症の影響により、全世界的に非対面産業が拡大し、デジタル経済への移行が急速に進むにつれて、知的財産の重要性は前例のないほど高まっている。

それに歩調を合わせて発刊される第4号は、読者の関心を高めることだけでなく、知的財産の現在を診断し、将来を予測することに重点を置いている。

したがって、「知的財産とイノベーション」の第4号は、知的財産の現在と未来をまとめて幅広いテーマを取り扱っている。

前半は知的財産訴訟制度の現在と改善策、主な判例についての評釈、知的財産活用の基礎となる技術価値評価手法の紹介などを盛り込んでいる。

それに加えて、最近話題になっているメタバース(※)および水素経済を知的財産の観点から解説する一方、デジタル技術で実現される画像デザインの保護策に対する考察も含まれている。

※メタバース(Metaverse):仮想、超越を意味するメタ(Meta)と、現実世界(Universe)の合成語で、現実世界とつながる仮想世界を意味する。

特許庁長は、「本紙は知的財産イシューに対する特許庁の構成員と外部専門家の考察を充実に盛り込んでいる媒体として、国民の知的財産に対する関心と理解を高める役割を果たそうとしている」と述べた。

一方、本刊行物は、特許庁のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます「冊子/統計掲示板」に公開され、特許法院の関連学会などの関連機関にも配布される予定である。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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