知的財産ニュース 特許庁、2021年「訪問型発明体験教室」の参加機関を募集

2021年1月8日
出所: 韓国特許庁

島嶼・僻地・離島の青少年に直接訪問する、「発明体験教室」の受付を開始(1月8日~2月19日)

韓国特許庁は、2021年の「訪問型発明体験教室」に参加する機関を、1月8日(金曜)から2月19日(金曜)まで、インターネットで募集する。

「訪問型発明体験教室」は、これまで発明教育が受けられなかった青少年に、発明教育の専門講師が現場に直接訪問して体験型の発明教育を提供する教育プログラムである。島嶼・僻地や農漁村の学校、地域児童センター、保育園など、機関単位で参加することができる。

参加機関に選定されれば、詳細スケジュール、教育内容などを協議した後、教科連携型、放課後教育型、発明キャンプ型など多様な形態の教育課程で年末まで運営される。特に、拡張現実・仮想現実の中の発明、未来ロボットの想像および発明、アルドゥイーノと木工で発明と親しくなる授業のような、普段経験できない体験・実習型の発明教育を中心に提供される。

※アルドゥイーノ:さまざまなセンサや部品を装着することができ、入出力・中央処理装置が含まれている基板

一方、新型コロナウイルスの長期化により、訪問教育が難しい場合には体験物品を発送した後、オンラインで授業を行う非対面方式も並行する予定である。

2020年は新型コロナウイルスで教育が円滑に行われなかったにもかかわらず、全国から島嶼・僻地の学校および地域児童センターなど567の機関が参加し、1万3,062人の学生が訪問型発明体験教室を修了した。島嶼・僻地の学校が多い全羅南道(72回)、慶尚南道(69回)、慶尚北道(55回)地域が積極的に参加し、参加学生の93.4%が満足するくらい、学生の満足度も高かった。

2020年の教育に参加した慶尚南道河東郡の花開小学校4年生の学生は、「発明は難しくて私とは関係ないと思っていたが、日常の些細なことに関心を持つだけで、数多くの発明ができることを学び、自分の手で何かを作ることができて楽しかった」と参加した感想を話した。

特許庁の産業財産政策局長は、「教育格差の解消が何よりも重要であり、発明教育も疎外される地域を無くして、子供の皆が平等に教育を受けなければならない」とし、「これからも特許庁は、訪問型発明体験教室を通して、将来にトーマス・エジソン、マーク・ザッカーバーグのような発明者になりたい子供たちに訪れて、そのような夢を育てることができるよう積極的に支援したい」と述べた。

「訪問型発明体験教室」への参加を希望する機関は、2月19日までに参加申込書を作成し、電子メール(goedu@kipa.org)に提出すれば良い。詳細は、発明教育ポータルサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認することができ、その他のお問い合わせは、韓国発明振興会の創意発明教育研究室(+82-2-3459-2954)にお問い合わせすることができる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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