知的財産ニュース 特許庁、発明・創意力大会の非対面授賞式を開催

2020年11月6日
出所: 韓国特許庁

11月6日(金曜)に受賞者全員を招待し、You Tubeでオンライン生中継

韓国特許庁は、「2020大韓民国学生創意力チャンピオン大会および青少年発明家プログラムの統合非対面授賞式」を11月6日(金曜)午後2時にオンラインで開催する。

今回のイベントは、韓国国内で最大規模のチーム単位で行われる創意力コンテストである、「大韓民国学生創意力チャンピオン大会」と学生の優秀なアイデアを特許出願するためにサポートし、事業化マインドを育てる、「青少年発明家プログラム」で優れた成果を収めた学生を激励し、その結果を共有する場である。

新型コロナウイルス拡散に対する防疫とともに受賞者がお互いに交流できるよう、受賞者(320名)をオンラインプラットフォームに招待してリモートで授賞し、一般の人たちに生中継(特許庁You Tube)する非対面方式で開催される。

「2020大韓民国学生創意力チャンピオン大会」には、2,450人の小‧中‧高校生が参加し、提示された表現‧即席課題を解くための創意力を自慢することで盛り上がった。2020年は市・道の予選と本選を非対面方式で審査し、最終の受賞チームとして36チームを選抜した。

※公告・募集:3〜6月、市・道予選:6〜7月(表現課題の動画評価)、本選:8月(表現・即席課題のオンライン評価)

選抜結果として大賞の栄を得た、ロボット掃除機の内部世界を豊かな想像力で表現した小学校部門のジェネシックスを初め、母の愛情がこもった日記の内容を完璧に表現した中学校部門のケソンパンパン、ノートパソコンの中から脱出するためにユニークな方法を面白く表現した高校部門のEscapersが選ばれた。

「青少年発明家プログラム」にも554件が受け付けられ、オンライン発表審査を通じて優秀なアイデアを提出した40チームを選抜した。選抜されたチームには、アイデアを特許出願して事業化計画と創業過程も体験できる、オン・オフライン統合教育を提供し、コンテストまで開催した。

※募集・受付:2〜5月、選抜:5月、教育・コンサルティング:5〜10月、コンテスト:10月、出願:10〜11月

その結果、外国人や聴覚障害者の韓国語授業を支援する「子音体系教育用の教具」を発明したセバサムが大賞を受賞した。受賞者の学生は、「友達と頭を寄せ合って議論する過程が非常に楽しかったし、専門家(弁理士、創業専門家)に直接会って知的財産と創業コンサルティングを受けたため、今後役に立つと思っている」と受賞の感想を述べた。

特許庁の産業財産政策局長は、「新型コロナウイルスにより、2020年はオンライン審査、教育だけでなく授賞式までオンラインで実施したにも関わらず、多くの学生が参加し、発明・創意力大会に対する情熱を感じることができた」とし、「特許庁はこれからも青少年がアイデアを発散する場である発明・創意力大会を継続的に支援していきたい」と伝えた。

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