知的財産ニュース 特許庁、「知的財産とイノベーション」の第2号を発刊

2020年9月2日
出所: 韓国特許庁

知的財産の論壇および制度・政策動向を盛り込んだ学術誌を発刊

韓国特許庁は、知的財産分野の判例、韓国内外の政策動向および主要イシューなどの研究結果を盛り込んだ学術誌である「知的財産とイノベーション」の第2号を発刊すると9月2日に発表した。

この学術誌は、知的財産に関する制度やイシューなどを幅広く取り扱うことで、各界各層の専門家、利害関係者と積極的にコミュニケーションし、国民の関心と理解を向上させるためのもので、年に2回発刊している。

特許庁職員の研究結果を盛り込んだ当刊行物は、これまで内部で共有・活用していた知的財産の専門知識が庁の外部に拡散される契機になると予想される。

「知的財産とイノベーション」の第2号は、「特別寄稿」、「知的財産論壇」および「知的財産制度・政策動向」などで構成されており、損害額算定方式に関する最近の特許法改正の意義を書いた外部専門家の特別寄稿と、大法院の判決による、主な趣旨の符合に対する意義および商標不使用取消審判制度を取り扱った知的財産に関する論断、IP5における産業戦略の観点からの特許政策、特許要件での相互関連性、フィンテック(Fintech)の出願動向などのような最近話題となっている知識財産制度・政策に関するさまざまな研究結果が含まれている。

特許庁長は、「当学術誌は、国民と知的財産制度および政策間の疎通・共有に向けた媒体として発刊された」とし、「これから当学術誌が健全な知的財産におけるエコシステムをつくる触媒になることを期待している」と述べた。

刊行物は、特許庁ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでファイルをダウンロードすることができ、知的財産関連の学会や研究機関などにも郵送や電子メールで配布する予定である。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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