知的財産ニュース 特許庁、素材・部品・設備分野の中小企業の現場を訪問

特許庁輸出規制対応知財権支援団長、8月30日（金曜）済州市（株）ビケイバイオを訪問

特許庁次長は、8月30日（金曜）午前10時30分、バイオ素材製造企業である（株）ビケイバイオ（済州市舊左邑）を訪問し、現場の意見を聴取する時間を設ける。

今回の訪問は中小企業の素材・部品の競争力強化のため、バイオ素材分野で優秀な技術力を備えた中小企業の意見を取りまとめ、支援対策を講じるために行われた。

（株）ビケイバイオはパルスエネルギー技術（※）を保有している韓国唯一の企業で、この技術を利用した食品・製薬・化粧品原料用のバイオ素材を研究開発し、生産する企業である。

※加熱処理による栄養素の損失を防ぐ最新の食品加工技術

（株）ビケイバイオは2016年から2018年まで、特許庁のグローバルIPスター企業育成（※）事業の支援を受け、2016年に米国と日本で特許を出願し、2018年には中国で商標を出願し中国市場への進出も成功した。

※グローバルIPスター企業育成：地域別に輸出有望中小企業を選定し、企業の必要に応じて3年間知財権を総合支援

特許庁次長は「素材・部品・設備分野における、日本依存品目の代替技術の研究開発を速やかに進める必要がある」とし、「輸出規制関連の知財権支援を必要とする中小企業には、基本的なIPコンサルティング、特許対応戦略などを提供し、IP‐R＆D戦略支援、中小企業即時支援など支援事業の選定時に優遇するなど、最大限の支援を行うつもりである」と述べた。