知的財産ニュース 全国の7つの地域で「地域知的財産フェスティバル」開催

2019年6月24日
出所: 韓国特許庁

知的財産フェスティバル、皆で楽しもう!

特許庁は、多様なイベントを通じて地域市民が楽しめる知的財産の場を設け、知的財産に対する認識の向上および発明ブームの拡散に向けて、6月25日(火曜)から全国の7つの地域(※)で「地域知的財産フェスティバル」を開催すると明らかにした。

※全羅北道(6月)、大田(7月)、江原(9月)、慶尚南道(9月)、全羅南道(10月)、仁川(11月)、済州(11月)

地域知的財産フェスティバルは、地域市民と共に楽しむ知的財産フェスティバルとして、国民の知的財産に対する理解を高めるために、さまざまな展示・体験イベントのほか、地域別の特色のあるテーマ講演とイベントが開催される。

また、地域経済の活性化と雇用創出に向けて、知的財産基盤の創業と企業の成長事例(※)を共有するとともに、求職者と企業との出会いの場を設け、求職者には優秀企業発掘の機会を、企業には優秀人材確保の機会を提供する。

※特許庁の創業および中小企業支援事業(グローバルIPスター、IPディディムドル(礎)、IP翼(ナレ)プログラム)優秀事例

2019年の初のフェスティバルとなる「全羅北道知的財産創業フェスティバル」は、全羅北道では初めて開催される地域知的財産フェスティバルであり、6月25日、全北大学の旧正門の一帯で開催される。

主なイベントとしては、特許取引専門官の「知的財産取引特別講演」と知的財産に対する価値とイノベーション精神を拡散するための「知的財産講演大会」があり、地域企業の技術事業化の活性化に向けた相談ブースも運営される。

また、企業広報ブース、フリーマーケット、体験ゾーンなど、約100のイベントブースが設置されており、2019年全羅北道グローバルIPスター企業に選定された(株)NSEATINGが開発した収納式観覧席など、多様な企業の製品を観覧できるほか、体験ゾーンでは拡張現実(AR)、ドローンサッカー、3Dプリンティングなど、第四次産業革命関連の多彩な体験も可能であり、メイカーズブースでは弾性レーシングカー製作体験(※)、3D立体ボール体験、フラワー私の心を込めて(※※)など、訪問客が自ら体験して製作する多様なプログラムが用意される。

※弾性力と滑車の原理を利用したミニーレーシングカー製作

※※天然の漢方材料で作る花の形の芳香剤製作・包装体験  

さらに、知的財産フェスティバルであるだけに、発明と科学は難しいものではなく、誰でも身近に感じて楽しめることができるよう、「発明は魔法の杖」、「エジソン報告書」、「私も科学者になるよ」など、KBS(韓国放送公社)の全州児童合唱団の童謡公演も行われる。

特許庁長は、「地域知的財産フェスティバル」は、未来産業の予測とイノベーション成長の中心にある知的財産を、地域市民が自ら体験して感じることができるイベント」であり、「これからも特許庁は、知的財産のエコシステム構築を通じて産業競争力を強化し、地域経済の持続的な成長に向けて、政策的努力を尽くしたい」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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