知的財産ニュース AIなど第四次産業革命を主導する革新人材発掘へ

2019年4月10日
出所: 韓国特許庁

「2019年キャンパス特許戦略ユニバーシアード」、4月10日から参加申込の受付開始

特許庁主催、韓国工学翰林院と発明振興会が共同主管

特許庁が主催し、韓国工学翰林院と韓国発明振興会が共同で主管する「2019キャンパス特許戦略ユニバーシアード」(以下、「大会」)が、2019年は第四次産業革命技術に重点を置き、イノベーションを主導する戦略人材を発掘する。

本大会は、企業と研究機関などが特定技術に対する問題を提示すれば、大学(院)生が該当の技術分野に対するビッグデータを利用して未来技術戦略を策定・提示する大会である。

今年で12回目を迎える今回の大会には、サムスン電子、サムスンSDI、現代自動車、LGディスプレイ、POSCO、韓国科学技術研究院、韓国原子力研究院など計28の企業・機関が参加し32の問題を出題した。

特に2019年は、第四次産業革命関連の未来有望技術であるAI、IoT、知能型ロボットなどに対する問題が重点的に出題された。

※主な出題問題:AIとビッグデータ関連のメモリ技術、データ伝送メモリ関連のIoT技術、手術・リハビリ治療・看護サービスなどの医療ロボット技術と走行安全、地形マッピング、周辺景観モニタリングなどの自動運転技術など、計28の企業・機関から32の問題が出題された。

大会に参加する学生は、スポンサー企業が出題した問題のうち一つを選択し、国内外の特許ビッグデータを分析し、その分析結果をもとに研究開発の戦略と特許獲得の方策を自ら策定する過程に挑む。

受賞者には、約2億ウォンの賞金(産業通商資源部長官賞、韓国工学翰林院、特許庁長賞計4組、各1,000万ウォン)が授与されるとともに、現代自動車、LG 化学、LGディスプレイ、ソウル半導体、現代重工業など10のスポンサー企業から就職優遇インセンティブが与えられる。

特許庁産業財産政策局長は、「第四次産業革命時代に対応するためには、未来を展望し先制的に準備することが重要」とし、「この大会を通じて特許ビッグデータから技術のトレンドを読み取り、産業に対する洞察力と特許ビッグデータの活用能力を同時に向上させることができる」と大会の趣旨を述べた。

大会は、個人またはチーム(3人以内)を組んだ国内の大学(院)生であれば誰でも参加可能であり、4月10日(水曜)から6月5日(水曜)までウェブサイトにて申込みの受付を行う。

詳細な内容は、大会のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますおよび大会事務局(韓国発明振興会、知的財産人材育成室、電話02-3459-2813)まで。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195