知的財産ニュース 特許庁、製薬協会懇談会を開催

2019年3月21日
出所: 韓国特許庁

許可等による特許権の存続期間延長制度関連

韓国特許庁は、3月20日(水曜)午前10時および午後3時に特許庁ソウル事務所(ソウル市江南区)で、韓国製薬バイオ協会(KPBMA)および韓国グローバル医薬産業協会(KRPIA)知的財産業務関係者と、許可等による特許権の存続期間延長制度の改善および望ましい実務運用方策を探るための懇談会を開催する。

許可-特許連携制度施行後の延長登録対象の要件、延長された特許権の効力範囲の解析と関連し、オリジナル新薬業界とジェネリック製薬業界間の利害関係がぶつかってきた。このような状況で、今回の懇談会は、製薬業界の隘路事項および現状を確認し、望ましい特許行政の運用方策を模索するために設けられた。

今回の懇談会で特許庁は、特許権の存続期間延長制度の全般的な説明を行い、その後、KPBMAが要請した、一つの許可製品に複数の特許権延長が可能な現行制度を再検討する案件とKRPIAが要請した、麻薬類関連医薬品を延長対象と許容する案件などを議題にして意見を取りまとめ、深度ある議論が行われる。

特許庁薬品化学審査課長は、「今後も両協会との緊密な協力を通じて製薬業界の意見を持続的に取りまとめていく」としつつ、「製薬業界の競争力、国際的調和および利害関係などを考慮し、制度改善の必要性があるかを慎重に検討し、望ましい制度改善および実務運用方策を設けるために努力していく計画」と明らかにした。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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