知的財産ニュース PATINEX 2019(第15回 国際特許情報博覧会)開催

2019年9月2日
出所: 韓国特許庁

特許庁はイノベーション企業の特許情報の活用戦略を共有し、IP情報サービス産業を育成するため 9月5日(木曜)から6日(金曜)までの二日間、ソウルインペリアルパレスホテルで「PATINEX 2019(国際特許情報博覧会)」を開催する。

今年で15回目を迎えるPATINEX(PATent Information Expo)は、全世界の特許情報専門家の発表と討論で行われる「カンファレンス」と、特許情報サービス企業の多様な製品とサービスを経験することができる「展示会」で構成されている国内最大規模の特許情報博覧会である。

今年のPATINEXでは「知識財産情報、イノベーション成長のモメンタム」をテーマに、知的財産情報を活用した企業と機関のイノベーションに関する多様なテーマの講演と展示行事が行われる。

まず、初日の9月5日には、世界的な知的財産の取引・金融会社であるオーシャン・トモ(Ocean Tomo)チャイナのダリウス・サンキー(Darius Sankey)会長と、グローバル特許・学術情報サービス企業であるクラリベイト・アナリティクス(Clarivate Analytics)のユ・リウ(Yu Liu)アジア支社長の基調演説を皮切りに、ドイツのイノベーション企業のヘンケル(Henkel)と、ローファームのモーガン・ルイス(Morgan Lewis)からの「知的財産経営と開放型イノベーション」に関する講演とパネルディスカッションが行われる。

二日目の9月6日には、中国のIT企業であるシャオミ(Xiaomi)とSKなどのイノベーションによるIP戦略の変化に関する事例が紹介される。これとともに、自律機械、ブロックチェーン、デジタルツインといった新しい融合技術の知財権動向などに関する踏み込んだ講演も行われる。

講演とは別途に博覧会の参加者は、展示ブースを設けたWERT INTELLIGENCE、WIPS、ANYFIVE、Ltube、BIAENなどのスタートアップを含む国内外の約20の特許情報サービス企業と機関の多彩な特許情報サービスを経験することができる。またIP5(韓国、米国、欧州、日本、中国の5大特許庁)が営む展示ブースとワークショップから特許庁の特許情報活用政策の情報を得られる。

特許庁情報顧客支援局長は「特許情報は現在のような貿易紛争時代に、技術覇権主義に対抗し企業をイノベーション成長に導く強力な兵器である」とし、「今回の博覧会を通じて韓国企業が、国内外のイノベーション企業の先進特許情報活用戦略を習得し、適用できる良い機会になることを期待している」と述べた。

一方、PATINEX 2019の詳細については ホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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