知的財産ニュース 特許庁、2019青少年発明フェスティバル開催(7月25日~27日、KINTEX)

2019年7月24日
出所: 韓国特許庁

発明に夢中の子供たちのワクワクフェスティバル

特許庁は、発明教育による成長事例を一堂に紹介するとともに、政府イノベーションの一環として青少年発明祭典の場を設けるために、7月25日から27日までKINTEXで「2019青少年発明フェスティバル」を開催すると明らかにした。

「発明に夢中の子供たちのワクワクフェスティバル」をテーマに開催される今回のフェスティバルは、生徒たちの優秀な発明品を展示する「大韓民国学生発明展示会」とチーム単位の創意力コンテストである「大韓民国学生創意力チャンピオン大会」と共に多彩な創意発明の体験イベントを提供する国内最大規模の青少年発明祭典である。

2019年は、開催以来初で、発明教育の恩恵から疎外されている僻村・離島の青少年と地域児童センターの児童を全国規模で募集し、発明アイデアの創出と創意的な問題解決の課程を教育する「発明サマーキャンプ」を開設する。大韓民国の青少年であれば誰でも均等な発明教育を受けられる機会である。特に、「創意力ミニコンテスト」では、特許庁長、発明振興会長、国会議員などがチームを組んで子供たちの創意力に挑戦する特別な時間も設けられる。

計9,530点の作品が出品された「第32回大韓民国学生発明展示会」では、母方の祖母の歩行補助機具の使用における不便を解消した「階段上るウォーカー」の作品を出品したヨンソン中学校(3年生)の生徒が大統領賞に、辰橋小学校の児童(6年生)と東灘国際高校(1年生)の生徒が国務総理賞に輝いた。大韓民国学生発明展示会では、計171点の優秀発明品が受賞され、展示を通じて斬新でユニークな学生発明アイデアが披露される。

また、イベント期間に行われる「大韓民国学生創意力チャンピオン大会」の本選大会には、地域別の予選大会を経て選抜された全国の小・中・高校生の100チームが参加して、直接会場で表現課題・制作課題・即席課題を解決し、創意力、コミュニケーション能力、協同性、完成度などを評価される。

大韓民国学生創意力チャンピオン大会分野

表現解題:与えられた課題の解決方法を状況劇などの公演で表現する課題

即席課題:即席で与えられた課題について瞬発力を発揮して解決する課題

制作課題:予め公知されたテーマに対して材料を活用して構造物などを制作する課題

また、科学探検家により「好奇心と探究」をテーマに、発明基礎知識の習得と探検に対する青少年の好奇心を刺激するメンターの特講が行われ、発明教育大賞者の優秀発明教育の体験コンテンツ(※)が展示される。

※3Dアートペンで模型物制作、拡張現実体験、模型飛行機制作

VRスポーツ体験、障害者補助機器発明品の体験など新技術の体験イベントと、ロボットコーディング、ジャンピングシューズ、スピードスタッキングなど、創意力増進のイベントが設けられており、観覧客が直接参加して楽しめる祭典となっている。

特許庁長は、「創意的で挑戦的な発明人材こそが、大韓民国のイノベーション成長の糧になるだろう」とし、「特許庁は、未来を先導する創意的・融合型の発明人材の育成に向けて、さらなる発明教育に取り組む」と述べた。

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