知的財産ニュース 特許庁、成均館大学と業務協約（MOU）締結

知的財産人材育成に向けた相互協力を推進

特許庁と成均館大学は、5月23日（木曜、午後5時）、特許庁ソウル事務所で、知的財産人材育成に向けた業務協約を締結する。

今回の協約で両機関は、（1）学生および研究者オーダーメイド型の知的財産教育プログラムの開発および共有、（2）知的財産人材育成のための履修単位の互換など、教育および研究における協力、（3）大学の産学協力および官学協力分野での相互協力および広報、（4）大学（院）生の就職・創業支援などで協力することで合意した。

これを受けて成均館大学は、まず特許庁のeラーニング・コンテンツを大学の授業に活用し、大学生の知的財産教育を活性化する計画である。

成均館大学関係者は、「今回の協約を通じて知的財産教育が充実されると期待し、特に学生らがオンラインを通じて時間と場所に関係なく知的財産教育を受けることができて、就職および創業にも役立つと期待される」と述べた。

特許庁は、知的財産創出、権利化、保護、活用などに関する、計183のオンライン教育コンテンツを無料で提供しており、これらのコンテンツを活用して61の大学で知的財産関連の教育が行われている。

特許庁長は、「今回の成均館大学との業務協約を契機に、第四次産業革命を主導していく未来人材への知的財産教育が、さらに拡散すると期待される」とし、「これからも効果的な教育プログラムの開発および活用に向けて積極的に取り組んでいく」と述べた。