知的財産ニュース 韓国最大の知的財産フェスティバル!「2019大韓民国知的財産大展」を開催

2019年11月27日
出所: 韓国特許庁

素材・部品・装備展示館、先端体験館、BTS館、ラーバ館など様々な展示を公開

知的財産を活用した優秀製品・技術の事業化を促進し、知的財産に対する国民の認識を高めるため特許庁が主催し、韓国発明振興会が主管する「2019大韓民国知的財産大展」が27日午前10時30分、ソウルCOEXのCホールで開幕式をはじめ盛大に開催される。

11月の27日(水曜)から30日(土曜)まで4日間開催される「2019大韓民国知的財産大展」は、「大韓民国発明特許大展」、「商標・デザイン権展」、「ソウル国際発明展示会」の3つの展示会が同時に開催される韓国最大規模の知的財産統合展示会である。

  • 大韓民国発明特許大展:韓国の優秀技術・特許製品を発掘、選定し展示広報による事業化促進および販路開拓を支援
  • 商標・デザイン権展:韓国の優秀商標・デザインを選定し展示・企画広報による商標・デザイン情報の拡大および国民の興味を引き寄せる
  • ソウル国際発明展示会 : 韓国内外の優秀な発明品を展示し、海外技術の動向把握、発明特許製品の販売商談と特許技術の取引促進

展示会の初日に行われた開幕式および授賞式では、発明・特許関連の団体長、受賞者などが参加する予定であり、大統領賞、国務総理賞など計115件に対する授賞が行われる予定である。

今回の展示会では、第四次産業革命をけん引する韓国内外の約700点のイノベーションに満ちた発明品が見られる「受賞作および出品作展示館」を運営する。これにより、韓国内外で流行っている発明トレンドと最新商標・デザイン動向を一目で見ることができると予想している。

特に今年は出品作および受賞作の展示だけではなく、様々な特別展示館も運営しより楽しい体験ができる。

まず、今年もっとも関心が高まっている素材・部品・装備産業関連の韓国中小企業の代表発明品を展示する「素材・部品・装備展示館」とともにVR、ウェアラブルロボットなどを身近に体験できる「先端技術体験館」を運営し、国が重点を置いている育成産業と未来産業をリードする韓国企業の優秀な技術力を披露する。

そして、グローバル文化を象徴するものとなったBTSグッズの本物と偽物を展示することで、知的財産権保護の重要性について理解できる「BTS館」、知的財産権を活用して成功した事例である、韓国の人気キャラクター「ラーバ館」など、老若男女問わず皆が楽しめる展示館も運営する。

一方、今までの展示会では運営しなかった「知的財産の官民合同採用説明会」が開催される。今回の採用説明会では、現代自動車、韓国発明振興会、WIPS(知的財産検索サービス機関)、特許法人など民間機関と公共機関が協力し、就職活動中の人たちを対象にした就職説明会および相談館を運営する計画である。

特許庁長は「知的財産は技術覇権の基盤であり、韓国がグローバル市場をリードする技術強国として跳躍するための成長エンジンである」とし、「発明者の革新的な製品・技術が世界中に展開できるよう、支援に力を入れていくつもりである」と述べた。

今回の「2019大韓民国知的財産大展」は誰でも無料で参加でき、その他の詳しい情報については、特許庁地域産業財産課や韓国発明振興会発明文化拡散室にお問い合わせすることができる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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