知的財産ニュース 特許顧客相談センター利用客が1,000万人を突破!

2019年3月18日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁は、特許顧客相談センターの利用客数が1,000万人を突破したと発表した。相談センターは2002年3月に開所したため、ちょうど17年間の成果である。

特許顧客相談センターは、特許、商標、デザインの出願書作成から審査・審判、登録および手数料の納付に至るまでの特許行政の全過程に関する高品質の相談サービスを提供することで、国民が簡単かつ便利に特許権などを獲得できるように支援してきた。

特許顧客相談センターの規模と利用件数も大幅に増加した。発足初期は24人の相談士で開始し、1日の利用件数は500件に過ぎなかったが、今では54人の相談士が毎日2,500件の問い合わせに答えている。

また、代表電話(1544-8080)を通じた電話相談のほか、代表電話で相談を予約すれば相談士が顧客に電話をかけて相談に乗る電話相談予約サービス、顧客の画面を共有して電子出願における不具合などを直接解決するPC遠隔支援サービス、カカオトークを用いたチャット相談サービスなど、顧客のニーズを満足させることができるさまざまな相談サービスを提供している。

さらに、特許出願が拒絶される、又は登録された権利が消滅する危機にある顧客に対して解決策を案内するエンジェルコールサービス、相談内容に対する満足度と顧客からの意見聴取などのための事後ハッピーコールサービスなど、国民の権益保護と意見聴取のために積極的に乗り出している。

量的成長以外にも、技術標準院による韓国サービス品質優秀企業の認証、韓国標準協会によるKS認証などを取得しており、韓国能率協会コンサルティングが選ぶ優秀なコールセンターに14年連続で選定されるなど、質的な面でも高い評価を受けている。

特許顧客相談センターは利用客数1,000万人突破を記念し、相談センター利用客の体験談を基に、より良い相談サービスを提供するための「特許顧客相談センターを利用した国民の手記公募展」を行っており、充実した内容の手記については審査を経て表彰する計画である。

特許庁情報顧客支援局の局長は、「特許顧客の継続的な関心と支援に感謝し、今後も高品質の相談サービスを提供することで、国民の特許権獲得に役立つ特許顧客相談センターになるよう、継続的に努力したい」と明らかにした。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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