知的財産ニュース 特許庁ウェブサイト、国民政策参加型にリニューアルオープン

2019年7月1日
出所: 韓国特許庁

一緒に知的財産政策に参加しましょう!

第四次産業革命時代の到来により、知的財産に対する国民意識がより一層高まっており、特許庁では、ユーザーとの接点であるウェブサイトを通じて知的財産政策をリアルタイムで発信するとともに、政策への参加を誘導している。

特許庁は、7月1日、知的財産に対する国民の関心と目線に合わせて、特許庁ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますをリニューアルオープンしたと明らかにした。

簡潔な構成のウェブサイトを好むユーザーたちの傾向を考慮して、ウェブサイトに掲載されている複雑なメニュー・コンテンツを大幅に簡素化し、視覚的な工夫を施した政策・コンテンツを重点配置することで可読性を高めた。

今回の改編は、(1)「UI/UXを適用したメニュー・リニューアル」、(2)「国民政策参加機能強化」、(3)「全てのコンテンツの自由利用」の三つの観点から行われた。

UI/UXを適用したメニュー・リニューアル

まず、ウェブサイトメニューに対するユーザーのクリック回数を基盤に、「よく利用するサービス」を新設するとともに、コーナーを半分以下に縮小(49個→22個)した。

そして、これまで別途のリンクのみ提供されていた特許情報検索サービス(KIPRIS)を、直接利用できるように提供するほか、最多入力された人気検索ワードを提示することで、資料検索の利便性を高めた。

国民政策参加機能強化

二番目に、「4時!特許庁です」、「ブログニュース」、「カードニュース」のコーナーを通じてリアルタイムで政策の紹介を行う。特に、「4時!特許庁です」は、特許庁が直接制作する対談形式のコンテンツで、誰でも参加してアイデアや特許製品を広報することができる。

また、視聴者は、「知的財産温室」と「特許路1番街」のコーナーを通じて政策の討論とともに、自由に意見を提示すれば、担当者が検討の上、政策への反映の可否をフィードバックしてくれる。

全てのコンテンツの自由利用

最後に、公共ヌリ(※)第1類型(※※)の適用対象をウェブサイト内の全てのコンテンツに拡大し、出所さえ表示すれば商業的にも制限なく利用することができるように全面公開を行った。

※公共ヌリ:政府部処・地方自治体および公共機関などが保有する公共著作物の利用の活性化と利用許諾の手続きを簡素化するために設けられた基準である。この基準の骨子は、公共著作物利用許諾ライセンスの公共ヌリ(KOGL・Korea Open Government License)である。第1類型から第4類型まで設けられている。

※※第1類型(出所表示):商業的・非商業的用途で利用可能、内容変更などの2次的著作物作成可能

第2類型(出所表示):非商業的用途のみ利用可能、内容変更などの2次的著作物作成可能

第3類型(出所表示):商業的・非商業的用途で利用可能、内容変更などの2次的著作物作成不可

第4類型(出所表示):非商業的用途のみ利用可能、内容変更などの2次的著作物作成不可

一方、特許庁ウェブサイトを訪問する1日の22,000人のユーザーの接近性の向上に向けて5年連続で「ウェブ接近性品質認証マーク」を獲得している。

特許庁情報顧客支援局長は、「知的財産政策について、国民とより積極的に疎通するために、ユーザーとの接点であるウェブサイトの改編を行った」とし、「ウェブサイトを訪問するユーザーには、政策に関する討論と助言をお願いしたい」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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