知的財産ニュース 輸出コンテンツの知的財産保護、特許庁が支援します

2018年12月26日
出所: 韓国特許庁

特許庁、韓流コンテンツの知的財産権保護コンサルティングの優秀事例発表会を開催

韓国特許庁は韓流コンテンツの知的財産権保護コンサルティングの支援成果と優秀事例を共有するための「韓流コンテンツの知的財産権保護コンサルティングの優秀事例発表会」を12月27日(木曜)午後2時、江南トーズタワーで開催する。

特許庁は発表会で輸出(予定)コンテンツおよびコンテンツから派生する商品に関する知的財産保護戦略を提供する「韓流コンテンツの知的財産権保護支援事業」の優秀事例について紹介する予定である。今年は26件に対して支援を行い、専門家による審査を経て、ゲーム、アニメーション、VR分野で6つの優秀事例を最終的に選定した。

主な優秀事例は以下のとおりである。

A社は自社アニメーションの海外進出とキャラクター商品市場への参入を準備している時、知的財産権を保護する必要があると判断し、同事業に参加を申し込んだ。A社はコンサルティングを通じて提供された自社キャラクターの保護戦略に基づき、海外進出国で商標、デザインを出願し、現地で知的財産権保護網を整える予定である。

VRゲームの海外進出を控えたB社は、自社ゲームに適用された技術要素およびゲームタイトルなどに対する知財権のリスクについて検討するために、同事業に参加を申し込んだ。B社の技術は侵害される可能性が低いというコンサルティング結果を基に、海外進出を加速させる予定である。ゲームタイトルは商標で、ゲームUIはデザインで保護することで、安定した事業基盤を確立する計画である。

特許庁産業財産保護支援課の課長は、「韓流ブームを追い風に、韓国コンテンツの海外進出が活発になっているが、『ポロロ』商標権が無断で先取りされた事例のように、韓国のコンテンツ企業が知的財産権に関連して被害を受ける事例が相次いでいる」とし、「今回の発表会で、韓国のコンテンツ企業が海外で知的財産権を保護するためのノウハウを共有するとともに、コンテンツの輸出活性化につなげることを期待している」と述べた。

詳細については、特許庁産業財産保護支援課、又は韓国知識財産保護院までお問い合わせを。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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