知的財産ニュース 特許庁、アフリカにおける知的財産教育の新章を開く

2018年11月28日
出所: 韓国特許庁

韓国‐WIPO、ザンビアで国際知的財産教育課程を開催

韓国特許庁は11月27~30日までザンビアの首都ルサカでアフリカ11カ国から選ばれた教師、公務員、専門家などが参加した中、世界知的所有権機関(WIPO)と共同で「国際知的財産教育課程(IPCC)」を開催すると発表した。

IPCC課程はWIPOの韓国信託基金を活用して、2017年から特許庁‐WIPO‐韓国発明振興会が共同で開設した国際知的財産権教育課程で、オンラインとオフラインが結合された形で運営される特別な教育課程である。

今年はアフリカ地域の知的財産権の韓流拡散のために、ザンビア政府と共同で行われた。6月から8月までウガンダ、ナイジェリアなど52カ国から153人がオンラインで同コースを受講し、そのうち選抜された成績優秀者57人が11月27日(火曜)から30日(金曜)までザンビア・ルサカで深化教育課程を修了する。  

また、深化教育では韓国の小中高校生向け発明教育政策と特許庁が開発した発明学習ゲームなど、韓国のさまざまな知的財産教育のコンテンツについて紹介し、アフリカ地域の知的財産権に対する認識向上に寄与するとみられる。

ザンビア産業部長官、ザンビア特許庁長、WIPOアカデミーのオンライン教育課長などが参加した中、初日の開会式で駐ジンバブエ大使(ザンビア大使兼任)は「ザンビアは地下資源が豊富で可能性が高い国で、韓国との交流拡大に高い関心を示している中、今回の教育課程が両国の交流協力の強化に寄与するだろう」と祝辞を述べた。

特許庁多国間機構チームのチーム長は「韓国が強みを持つ知的財産と教育分野のノウハウを組み合わせて、今後も海外でさまざまな知的財産教育課程を運営し、知的財産による韓流を拡散させる」と述べた。

詳細については、IP DISCOVERY外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのウェブサイトで確認できる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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