知的財産ニュース デザイン権利保護はこのように!

2018年9月12日
出所: 韓国特許庁

特許庁、ソウル・釜山・大邱・光州を巡回する「デザイン保護フォーラム」を開催

韓国特許庁はソウルデザイン財団、釜山デザインセンター、大邱慶北デザインセンター、光州デザインセンター、金大中コンベンションセンターと共同で、9月14日(金曜)から地域を巡回する「デザイン保護フォーラム」を開催すると発表した。

特許庁はソウルデザイン財団および各地域のデザインセンターと協力し、2014年から毎年、地域を巡回するデザイン保護フォーラムを開催している。フォーラムではデザイン権利保護に対する地域の中小・ベンチャー企業および初期起業者の意識を高め、デザイン権利化に関する有益な情報を提供している。  

今年のデザイン保護フォーラムは、各地域のデザインセンターの需要と地域に特化した産業の関係者にとって必要なテーマを選定して行われる。

特に、初のイベントである光州デザイン保護フォーラムは、「2018光州ACEペア(Asia Content&Entertainment Fair、アジア総合文化コンテンツ博覧会)(9月13日~16日)」と連携して開催することで、両イベントの相乗効果を図る。

地域フォーラムのテーマ

  • 光州(9月14日):キャラクターデザインの法的保護策
  • ソウル(9月19日):ユニバーサルデザイン(注1)のデザイン保護
  • 釜山(11月予定):起業準備者・初期起業者の成功のためのデザイン保護対策
  • 大邱・慶北(11月予定):第4次産業革命時代におけるデザイン保護の新たな課題

今回のイベントではデザインの開発と起業、産業別・物品別デザイン保護戦略などの実例に加え、デザイン創作者なら知っておくべき効果的なデザイン保護策、デザインマップによる先行デザイン調査などについての紹介が行われる。

また、現場でのデザイン保護制度に関するさまざまな意見聴取、デザイン権利化情報に関する質疑応答の時間も設けられる。

デザイン権利保護に関心がある人なら、誰でも無料で参加できる。参加者全員にはデザイン出願および侵害対応方法について分かりやすく説明した「デザイン保護ガイドブック」を贈呈する。

特許庁商標デザイン審査局の局長は「今回のフォーラムが、競争力のある地域の中小・ベンチャー企業などがデザイン権利化戦略を理解・活用できる良い機会になる」と期待を寄せ、「今後も特許庁は、デザイン権利保護の環境整備に向け、地域のデザインセンターなどとの協力を強化していきたい」と述べた。

2018デザイン保護フォーラムは9月14日、光州金大中コンベンションセンター(2階)を皮切りに、9月19日にソウル(東大門DDP)、11月に釜山(釜山デザインセンター)、大邱(大邱慶北デザインセンター)の順で開催される。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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