知的財産ニュース 主な特許審決文、誰でも簡単に確認できる

特許審判院、主要審決文のメーリングサービスを導入

韓国特許審判は社会問題になった審判事件などの主要審決文のメールリングサービスを9月から開始すると発表した。

これまでは特許情報ネットにアクセスし、審決文を確認してきた。しかし、これからは特許審判院のウェブサイトでメールリングサービスを申し込めば、主要審決文を電子メールで受け取ることができる。

現在、ウェブサイトに50件あまりの主要審決文が公開されており、特許審判院は主要審決文を毎日更新し、メールを配信する。 　

特許審判院は2002年から未公開特許を除き、全ての審決文を公開している。特許、商標、デザインの審決文を読んでみれば、審判請求前に審判情報を十分に得ることができるためである。

また、より簡単な審判資料探しのために、特許審判院のウェブサイトを改編した。まず、審判院の発刊資料については審判規則、審判対応要領、主要審決文などをテーマ別に分け、オンラインでもダウンロードできるように、電子書籍（e-book）のファイルを添付した。次に審判案内、サイバー民願（オンライン苦情相談）、審判照会、特許審判院の紹介など、さまざまなタブメニューがあるため、いつでもオンラインでお問い合わせが可能である。

特許審判院長は「特許事件に対する正確な審判、審決文へのアクセス向上など、国民中心の特許審判サービスを提供することができるよう、力を入れていきたい」と述べた。