知的財産ニュース 未来IP活用戦略を逃さないでください!

2018年9月5日
出所: 韓国特許庁

PATINEX 2018(第14回国際特許情報博覧会)を開催

韓国特許庁はイノベーション企業の特許情報活用戦略を共有し、IP情報サービス産業を育成するために、9月6日(木曜)から7日(金曜)までの二日間、ソウル・インペリアルパレスホテル(ソウル市江南区)で「PATINEX 2018(国際特許情報博覧会)」を開催する。  

今年で14回目を迎えるPATINEX(PATent INformation EXpo)は、全世界の特許情報専門家の発表と討論で行われる「カンファレンス」と、特許情報サービス企業のさまざまな製品を経験することができる「展示会」で構成される韓国最大規模の特許情報博覧会である。

「未来をリードするための知的財産戦略」というテーマの下で行われる今年のイベントでは、人工知能、ビッグデータなどの将来の新技術を活用した知的財産の創出や保護、活用戦略について議論する。

初日の9月6日には自動運転車に関する特許出願をリードするボッシュ(Bosch)と、ブロックチェーン、人工知能へと事業領域を拡大するオラクル(Oracle)などの新技術分野における知的財産活用戦略に対する講演とパネルディスカッションを行う。

二日目の9月7日には中国の最大手IT企業であるテンセント(Tencent)、韓国電子通信研究院(ETRI)、世界知的所有権機関(WIPO)による人工知能などの新技術を適用した出願および審査戦略を紹介する。同時にビッグデータ、AIの創作物などをめぐる紛争の動向、事例などに関する踏み込んだ講演も行う。

イベント参加者は展示ブースを設けたWIPS、LexisNexis、Wert Intelligence、Ltube、BIAENなどのスタートアップを含む国内外の20以上の特許情報サービス企業や機関の多彩な特許情報サービスを楽しむことができる。また、五庁(韓国、米国、欧州、日本、中国の特許庁)およびWIPOが運営する展示ブースとワークショップからも特許情報活用政策を調べることができる。

特許庁情報顧客支援局の局長は「特許は論文や他の技術文献では得られない、最新技術の詳細な内容を含む宝庫だ」とし、「このイベントで韓国企業が国内外のイノベーション企業の特許情報活用戦略を理解し、それを適用することができる良い機会になることを期待している」と述べた。

詳細については、PATINEXのウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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