知的財産ニュース 夏休みですか?特許庁へ行きます!

2018年7月20日
出所: 韓国特許庁

社会的弱者向けの発明教育サマーキャンプを開催

韓国特許庁は20日(金曜)から22日(日曜)までの2泊3日間、京畿道一山のKINTEXと大田の国際知識財産研修院で、全羅南道新安郡荏子島に住む青少年とソウル・京畿地域の地域児童センターを利用する青少年を対象に「2018発明教育サマーキャンプ」を開催すると発表した。

このイベントは、島嶼山間地域に住む青少年と放課後を一人で過ごす地域社会の青少年を対象に発明教育を実施して、第4次産業革命時代をリードする創造的な人材に育成するとともに、均等な教育機会を提供して社会的格差の解消に貢献するために開かれる。  

イベント参加者は児童・生徒による優秀な発明品の展示会、発明体験プログラムを提供する韓国最大規模の青少年発明フェスティバルである「大韓民国学生発明展示会」に参加し、VR体験などの新技術プログラムや創造性を育むプログラムなどを体験することになる。

また、発明体験教育を通じ、第4次産業革命時代に欠かせない創造性、融合および協業、チャレンジ精神などを身に着けることができるよう、「科学発明王プログラム」、「ライントレーサー製作」、「フローティングボート製作」などの体験型イベントも行われる。

特許庁は、地域別にバランスの取れた発明教育の裾野を広げ、創造性・チャレンジ精神・協業力を持つ人材育成を支援するために、全国17の市・道に201カ所の発明教育センター(注1)を設置・運営している。

*理論中心の従来型発明教育から脱し、体験型、問題解決型、プロジェクト型中心の教育を実施しており、創造性やチャレンジ精神、協調などを育む

また、地理的、経済的条件を理由に教育を受けることができない、いわゆる社会的弱者層の青少年が発明教育を受けられる事業を拡大している。

特許庁長は「未来社会の主役である青少年が発明によって第4次産業革命をリードしていく創造的な人材に成長することを期待している」とし、「今後も都市部だけでなく、島嶼山間地域に住んでいたり放課後を一人で過ごしたりする青少年なども発明教育を受けることができるよう、きめ細かい努力を行いたい」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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