知的財産ニュース 海の真珠のようなアイデアで特許と創業

2017年3月20日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁と韓国発明振興会は国民安全処海洋警備安全教育院と共に、海洋安全分野における創意的なアイデアを発掘して支援を行う「第2回海洋発明大会」の計画を発表した。

大会は今年で2回目を迎え、参加対象を拡大したことが特徴である。一般部門が新設され、海洋安全に関心ある国民なら誰でも参加でき、公務員部門は海洋警察だけではなく国民安全処全体の公務員が参加することができる。

特に、新設された部門への一般人参加者に対する配慮が目立つ。アイデア導出のためにオンライン発明教育を提供し、創業を希望する参加者は「地域知識財産センター」において運営する「IP創造Zone」と連結させ、また、「政府3.0国民デザイン団」のプログラムとも連携させることで、大会運営過程における国民の意見を積極的に受け入れることにした。

※IP創造Zone:国民のアイデアが知的財産権(特許、商標、デザイン)を有する総合アイテムで実現できるよう支援する「アイデア具体化実現の空間」

アイデアは、公務員部門(3月20日~5月19日)と一般部門(5月22日~7月20日)に分けてインターネットホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを通じて受け付ける。受け付けられたアイデアは、専門家審査、教育及びコンサルティング等を行い特許出願され、優秀アイデアに対しては総額で2千万ウォン規模の賞金が授賞される。受賞作は年度末に開催される「2017年大韓民国知的財産大会」にも展示される予定である。

特許庁地域産業財産とイ・デジン課長は、「今回の大会には一般の国民まで参加できるようになっただけあって、多様で創意的なアイデアが出てくるものと期待される」と述べ、「今回の大会が海洋安全分野の現場中心型の研究開発と創業を活性化させ、安全な大韓民国の海を完成されることに寄与したい」と述べた。

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