知的財産ニュース 韓-露特許庁、特許データ交換に関する了解覚書を締結

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韓国とロシアの特許庁は、両国が保有している知的財産権の公報データを交換することで合意した。

チェ・ドンギュ特許庁長とグレゴリー・イブリエフ(Grigory Ivliev)ロシア特許庁長は10月18日午後3時(現地時間)、モスクワで二国間会談を行い、知財権公報データの交換に関する了解覚書に署名した。

今回の合意により、両庁は、相手国の特許、商標、デザイン等の知財権データの提供を受けられるようになり、交換されたデータは民間サービス会社等も自由に活用できるようになった。

データベースの拡充により、特許庁審査の効率を高められるようになり、民間分野では、ロシアの知財権情報を活用した特許情報サービスの提供等も可能になった。

また、両庁長は知的財産権に対する認識の向上が国家競争力の向上に非常に重要な役割をするということを確認し、

特に、韓国で推進している発明家養成プログラム等、韓国の知財権教育プログラムをロシアに導入する案について協力することで合意した。さらに、韓露特許庁間における特許審査の相互協力を強化していくことにも意見が一致した。

一方、チェ・ドンギュ庁長は10月19日、モスクワで開催される「第20回ロシア特許庁の科学・実用カンファレンス」において「経済成長と知的財産権、韓国の経験」というテーマで基調演説を行う予定だ。同カンファレンスは、ロシア特許庁と世界知的所有権機関(World Intellectual Property Office、WIPO)が共催する。