知的財産ニュース 特許庁、才能寄付成果報告会を開催

2016年11月15日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁は「2016年知的財産才能寄付の成果報告会及び慶尚北道知的財産フォーラム」を11月11日(金)、慶尚北道浦項のポスコ国際館で開催する。

「知的財産の才能寄付」は、寄付の新しい形である才能寄付を知的財産分野に適用して才能寄付者(知財分野の専門家)と才能受恵者(地域の零細企業)を募集・マッチングすることで、寄付文化を造成し地域の知的財産競争力を高める取り組みであり、同報告会を通じて、これまでの活動の成果を共有する。

同報告会では、地域の大学が地元企業を支援する「産・学連携型才能の寄付」に参加したハンドン大学視覚デザイン学科のイ・ジング教授と過去4年間「デザイン分野才能寄付」に参加してきたインサイトデザインのパク・サンウク代表が参加事例を発表した後、寄付者と受恵者が集まり才能寄付の拡大と発展に向けた議論を行う。

才能寄付成果報告会の開幕式では、長年にわたって知的財産の才能寄付に積極的に参加し、零細企業の知的財産創出に取り組んできた江原大学のチェ・インスク教授、デコードのイ・サンフン代表、特許法人名将のハン・ユシン弁理士、インサイトデザインのパク・サンウク代表、特許法人シンテヤンのイ・ソンテク弁理士、セヨン特許法律事務所のユ・ビョンウク弁理士には、知的財産才能寄付に積極的に取り組んできた功労が認められ特許庁長表彰が授与される。

続いて行われる「慶尚北道知的財産フォーラム」では、「中国企業が求める儲かる特許、技術移転及び事業化」というテーマ発表が最初に行われ、「中小企業技術事業化の成功及び失敗事例」、「IP情報を活用した技術事業化の成功事例」、「ポステックの最新技術と技術事業化の成功事例」等、様々な講演と各界の専門家らによるパネルディスカッションを通じて慶尚北道地域の知的財産発展策について議論する。

特許庁のイ・ヨンデ次長は「知的財産の才能寄付事業に参加して地元企業の競争力向上に寄与してくださった才能寄付者の方々に感謝するとともに、これからも知的財産分野においても寄付文化が広がるように特許庁がさらに努力していきたい」とし「また、技術産業の要地である慶尚北道で行われる今回のフォーラムを通じて、韓国企業が海外進出する上で知的財産が重要性であることを認識し、積極的に知財権の創出に取り組むきっかけになることを期待する」と話した。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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