知的財産ニュース 2016年特許検索戦略コンファレンス

2016年11月24日
出所: 韓国特許庁

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特許庁は、特許検索に関心がある一般人を対象に「2016年に特許検索戦略コンファレンス」を11月28(月)午後2時に韓国科学技術会館(ソウル江南区駅三洞)で開催すると発表した。

同コンファレンスには、特許検索の重要性を認識させるとともに、特許検索に対する大衆の関心と能力を高めるために企画されており、先行技術調査の専門機関、産業界・学界・研究界における特許分野の専門家や一般人等、計300人余りが参加する予定だ。

特に、同コンファレンスは、産業界・学界・研究界における様々な特許検索戦略を一般の人と共有することで特許検索に対する一般人の理解を深める初のイベントであるだけに、その意義は非常に大きいといえる。

オープニングセッションでは、特許庁で推進中の先行技術調査事業の紹介と2017年から導入する予定の先行技術調査専門機関登録制度の推進案についての発表が行われる。

セッション1では、先行技術調査専門機関、企業、大学、研究所で「特許情報検索の戦略と活用」というテーマで、事例発表が行われる。

続いてセッション2では、検索の効率を高めるために、2015年から国内に導入した先進特許分類体系(CPC)を紹介し、ビックデータや人工知能を基盤とした新しい特許検索方法論について知的財産サービス企業によるテーマ発表が行われる。

特許庁のチャン・ワンホ特許審査企画局長は「コア技術を開発し、特許紛争を予防するためには、特許検索が極めて重要である。産・学・研の特許検索戦略を共有することが知的財産競争力の強化につながることを期待する」と強調した。

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