知的財産ニュース 特許庁、ハングル商標公募展を実施

2016年8月2日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁は、ハングル(韓国語)商標の使用拡大に向け、優れたハングル商標を選定して授賞すると8月1日に発表した。

「優秀ハングル商標」の選定及び授賞は、特許庁と文化体育観光部が共催し、国立国語院が協力して行う。

今回の公募展は、優秀なハングル商標を発掘して授賞することで、社会全般において外来語の商標や国籍不明のネット用語の商標等が溢れる中で 呼びやすく、馴染みのありながら、洗練されたハングル商標の使用を勧めるために用意された。

応募及び推薦

参加を希望する人は8月1日から8月12日まで、特許庁のホームページを通じて本人登録商標を応募し、又は他人の登録商標を推薦することができる。

応募及び推薦の対象となるのは、2013年1月1日以降設定登録されたハングル商標で、他人の商標を模倣した商標や商標ブローカー所有の商標、審判・訴訟等現在紛争中の商標等は授賞対象から除外する予定だ。

審査及び授賞作の発表

国立国語院で事前審査(8.16~8.26)をした後、ネットユーザー投票(9.2~9.23)と国語専門家の審査点数を合算して美しい商標(文体部長官賞:1件)、きれいな商標(特許庁長賞:1件)、懐かしい商標(国立国語院長賞:5件)を選定し、今年10月4日~14日に受賞作の発表と授賞式を行う計画だ。

特許庁のチェ・ギュワン商標デザイン審査局長は「ハングルの優秀性と韓国のアイデンティティーが強く感じられる美しい韓国語の商標は、馴染みがあって記憶に長く残り、顧客を引き付ける吸引力がむしろ外来語の商標より強い可能性がある。美しくて洗練されたハングル商標を持続的に発掘して使用する等、着実な商標管理を通じて商品の認知度と商標の価値を高め、先祖からの遺産であるハングルを保存し活用する努力が必要だ」と話した。

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