知的財産ニュース 特許庁、2016デザイン保護フォーラムを開催

2016年10月20日
出所: 韓国特許庁

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特許庁は、スタートアップや中小企業のデザイン権に対する認識向上に向けて地域デザインセンターと共同で2016デザイン保護フォーラム‐釜山/光州/大邱慶北(副題:DESIGN InterPlay)を開催する。

今回の地域巡回教育は10月25日に釜山デザインセンターから始まり、11月4日光州デザインセンター、11月11日大邱慶北デザインセンターの順で開催される予定だ。

同教育では、デザイナー・弁理士・特許庁の審査官で構成された講師らがデザイン出願及び紛争対応戦略、デザイン権活用方法など、様々な情報と経験を共有する計画だ。

具体的には、デザインに関する知的財産権の概要、デザイナーから聞くデザイン権活用経験、多角的なデザイン保護戦略、技術とデザインの結合による法律的争点、グローバル保護を目指すハーグ国際デザイン出願の紹介、デザインマップを利用した検索等、多様なコンテンツが提供される。

デザイン保護に関心がある人なら誰でもデザインマップ※を通じて無料で参加することができる。同日、参加者の疑問を解消するための質疑応答も行われる。

※デザインマップ(designmap.or.kr):国内外のデザイン公報を形態要素によって検索し、デザイン権の情報提供が無料で受けられる特許庁のデザイン権ポータルサイト

また、参加者全員には、デザイン出願作成要領、効果的な権利確保戦略等を豊富な事例を交えて分かりやすくまとめたデザイン保護ガイドブック(特許庁、2016)が配布される予定だ。

特許庁のチェ・ギュワン商標デザイン審査局長は「今回のデザイン保護フォーラムを通じて、地域でデザイン権に対する正しい認識が広がることを期待し、今後も地域デザインセンターと協力して様々な権利保護事業を推進していく」と述べた。

特許庁は今年上半期にデザイン大学を中心に「出張型デザイン権セミナー(Design all right)」を開催し、9月にはファッションデザイン保護について議論するために(財)ソウルデザイン財団と共同フォーラムを開催した。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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