知的財産ニュース 過去5年間摘発された偽物3兆ウォン以上

2016年9月28日
出所: デジタルタイムズ

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過去5年間国内で摘発された模倣品の規模は3兆ウォンに達し、最も多く摘発されたブランドは「ルイヴィトン」であることが明らかになった。

今月28日、国会企画財政委員会のパク・ミョンジェ議員(セヌリ党)が関税庁から提出を受けた「知的財産権侵害事犯に対する取締現況」によると、過去5年間(2011~2015年)、偽物の密輸出入摘発件数は計3,088件、金額では3兆2,459億ウォンに上ると明らかにした。

品目別には、時計類が計9,877億ウォンと最も多く、かばん(7,184億ウォン)、バイアグラ類(4,358億ウォン)、医療・織物(4,212億ウォン)等の順となった。

時計類の場合、密輸出入摘発金額が2011年1,116億ウォンから昨年2,550億ウォンへと2倍以上増えた。一方、2011年2,255億ウォンと摘発の規模が最も大きかったかばん類は徐々に減って昨年376億ウォンにとどまった。

ブランド別には、知財権違反の摘発金額1位は、ルイヴィトンの2,720億ウォンだった。 高級ブランドバックで有名なルイヴィトンは2011年一年間だけでも1,069億ウォンに相当する偽物が摘発されたが、昨年は10分の1水準である103億ウォンへと激減した。

ルイヴィトンの次には、ロレックス(1,974億ウォン)、シャネル(1,505億ウォン)、カルティエ(1,331億ウォン)、バーバリー(1,140億ウォン)等が続いた。

ナイキは、スポーツブランドでは唯一337億ウォンに達し、10位以内に入った。

パク・ミョンジェ議員は「知財権侵害品の密輸は国家イメージを失墜させる犯罪であるため、携帯品と郵便物を通じた少量の搬入にも徹底して対応する等、官民が協力して取締りの実効性を高めなければならない」と話した。

イ・ジュンギ記者 bongchu@dt.co.kr

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