知的財産ニュース サムスン、EPO特許出願でトップ

2015年2月26日
出所: 電子新聞

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サムスンが昨年、欧州特許庁(EPO)への特許出願を最も多くしたことが分かった。

26日、EPOは、サムスンが2,541件の特許を出願し、出願人全体でトップだったと発表した。

2014年のEPO特許出願上位10カ国

順位

国籍

2014

2013

増減率

1

米国

71,745

67,153

6.8%

2

日本

48,657

50,871

-4.4%

3

ドイツ

31,647

31,887

-0.8%

4

中国

26,472

22,396

18.2%

5

韓国

16,358

15,993

2.3%

6

フランス

12,873

12,378

4.0%

7

オランダ

8,104

7,430

9.1%

8

スイス

7,890

8,139

-3.1%

9

英国

6,823

6,510

4.8%

10

スウェーデン

5,132

5,130

0.0%

2位は2,317件を出願したフィリップス、3位は2,133件を出願したシーメンスとなった。その次はLGが1,638件、ファウェイが1,600件、BASFが1,530件、クアルコムが1,459件、ボッシュが1,438件の順でEPO出願上位10社に名を連ねた。

韓国企業の中では、サムスンとLGに次いでLSIS、現代、そして東部大宇の順で特許出願が多かった。

韓国企業は、コンピューター技術、電子機械、デジタル通信の3分野において頭角を現し、コンピューター技術の8%、電子機械の7%、そしてデジタル通信の6%をそれぞれ占めた。

昨年、EPOに受け付けられた特許出願は計27万4,000件で、前年比3.1%増加した。韓国は計1万6,000件の特許を出願し、全体の順位で5番目となった。伸び率は2.3%だった。

EPOに受け付けられた国別の人口100万人当たりの特許出願人数を比べてみると、韓国は125人で13位だった。これは日本(9位)よりは下だが、米国(14位)より多く、EU28カ国の平均値である131人に近い数値だ。

EPOのバティステリ長官は、「欧州において特許保護に対する需要が着実に増加しており、5年連続増加を目の当たりにしている。欧州は、世界中の企業の発展に向けて、技術と革新のハブとしての重要な役割を果たし続けていきたい」と述べた。

パク・ヒボム記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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