知的財産ニュース 特許庁、特許行政制度改善コンテストの結果を発表

2015年8月7日
出所: 韓国特許庁

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特許庁は、5月の1カ月間、発明の月を記念して実施した「特許行政制度改善コンテスト」の結果を6日発表した。

同コンテストは、国民のクリエーティブなアイデアを、特許制度の運営と行政サービスの改善に反映させるために開催された。

特許庁は、コンテストの結果、最優秀賞1人、優秀賞2人、奨励賞3人等、計6人が最終的に選定され、最優秀賞には「出願と登録の権利譲渡書類方式審査基準の一元化」を提案したジョン・ヒョジンさんが選ばれたと発表した。最優秀賞の受賞者には賞金50万ウォンが与えられ、特許庁長から表彰が行われた。

最優秀賞(提案者:ジョン・ヒョジン)
出願と登録の権利譲渡書類の方式審査基準の一元化を要請
出願や登録の譲渡手続き割合が高いので、出願部署と登録部署の方式審査基準を一元化して処理できるように制度を改善

同コンテストには、過去6年間計685件の提案が公募され、このうち、122件が採択された。これまで、出願や登録業務、手数料、電子出願、審査基準等、多様な部門に渡って制度改善事項を掘り起こし、活用してきた。

今年のコンテストでは、合計136件が募集され、担当部署で採択された件を提案審査委員会が「活用可能性、経済性、創意性」等の基準に基づいて審査を行い、最終的に授賞作を選んだ。

今回採択された優秀提案は、来年、行政自治部が実施する国民提案特別コンテストに優秀提案として推薦する予定だ。

特許庁の関係者は「最近、知的財産に対する一般国民の関心の増大により、コンテストの提案件数が増加しており、内容面でも良い提案が多く出され、提案の採択率が着実に増えている。今後、特許庁は、国民の斬新なアイデアをより積極的に受け入れ、特許行政サービスの改善に最大限反映していく」と述べた。

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